海外・帰国生へのメッセージ (質問をクリックすると回答が表示されます)
帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
ホームルーム(所属クラス)・授業クラス(英語以外)ともに、一般生と帰国生が混合になります。授業は、英語と数学などにおいて、学年に応じて習熟度別授業を行っているため、自分のレベルに合ったクラスで授業を受けることができます。習熟度別授業は、定期考査の成績によって教科別にクラスのメンバーが入れ替わります。
帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
2年次までは帰国生クラスを編成します。英語の授業数は基本的に週6時間で一般生と同じですが、3年次以降は、前項のとおり、一般生とともに習熟度別授業で、自分のレベルに合ったクラスで授業を受けるようになります。ネイティブ教員が運営する「グローバルラウンジ」も大いに活用してほしいと思います。
入学後、帰国生を指導するうえで最も気をつけていることは何ですか。「教科指導」「生活指導」どちらの面でお答えいただいても結構です。
英語に関しては、海外で身につけた運用力を維持するために、聞いたり話したりする機会をできるだけ多く設けるようにしています。また、帰国生は感覚的に意味が取れても正確さに欠けていたり、文法面が弱いなどの問題が見受けられることがあります。きちんとした文法に基づいた作文力や読解力を向上させていくよう気を配っています。
帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
2023年3月卒業の帰国生の主な進学先は、国立は東大・東工大・一橋大・筑波大各1名、私立は慶大2名、上智大1名、明大3名、中大1名などです。
帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
頭髪や服装をきちんとし、遅刻せずに登校するなど、基本的な生活習慣を確立するよう指導を行っています。中等生としてふさわしい生活を送ってほしいと願っています。
帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
英語力だけでなく、在住する国の文化・習慣をできるだけ多く学んできてほしいと思います。今自分がいる環境でしか感じることができないことをたくさん吸収してきてください。
帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
これからのグローバル時代は英語によるコミュニケーション能力がますます大切になります。海外生活で身につけた語学力を駆使して、将来国際的に活躍していくことを目指してください。また同時に、日本語・日本文化への理解を深めていくことも重要です。
これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
海外で身につけた英語力は帰国生にとって貴重な財産です。特にリスニング力、スピーキング力は、一般生から見て、うらやましい能力です。また、チャレンジ精神が旺盛なので、授業でわからないところがあっても、自ら進んで質問をして理解しようと努力しています。
帰国生が入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
日常の学習については、国内の一流大学に進学するための教育プログラムが組まれており、各教科の学力を高めることができます。学習の場以外では、アフタースクール(放課後の様々な活動の総称)において部活動や委員会活動が盛んですので、多くの友人とのつながりを得ることができます。また、多くの外国人講師がいるため、英語を使う機会に恵まれており、「グローバルラウンジ」や学園内の「桐蔭英語村」を活用することができます。ニュージーランドや・米国の高校に留学するプログラムがあり、3年次には海外語学研修(全員参加)を行います。
帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
英語に関しては、英検2級を取得することを勧めます。入学する段階で英検2級をもっている生徒が相当数います。受験準備としては、準2級レベルの英語の問題を解ける英語力が必要です。また、100語程度の自由英作文も例年出題されているので、作文練習をすることを勧めます。