海外・帰国生へのメッセージ (質問をクリックすると回答が表示されます)
帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
帰国生と一般生(国内生)の区別はしていませんが、それぞれがよい刺激をしあうことでクラス全体の底上げを目指しています。学校として英語に力を入れており、中学1年生~中学3年生には授業に加えて放課後プログラムとして英語講座(English Channel)を設置しています。また、希望者を対象とした国内外の語学研修も充実しています。
帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
帰国生入試・英語コミュニケーションスキル入試で入学した生徒には英語取り出し授業を実施しており、初学者とは一線を画した授業を展開しています。ネイティブ教員による対面型の英会話授業に加え、ネイティブ教員とマンツーマンのリアルタイムオンライン英会話授業も正規授業の時間内に導入しています。また放課後プログラムには英語講座(English Channel)があり、そこには帰国生向けのReturneesクラスもあります。さまざまなニーズに応えていく環境を整えています。
帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
帰国生、一般生(国内生)問わず、中学生は7限目をティームティーチングによる「中学補習」としています。(英・数・国、各考査後20名程度を指名して実施)きめ細やかな指導にあたるので「どこでつまずいているのか」「わからない原因はどこにあるのか」「どのように勉強すれば改善されるのか」を考えながら、じっくり時間をかけて苦手な教科を克服することができます。
入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
帰国生の皆さんは、今までとは異なった環境で生活することになりますので、跡見学園の環境にまずは慣れていただけるように、教科指導、生活指導の両面で生徒とコミュニケーションをとりながらサポートしていくことに気をつけています。年2回、全校をあげて面談を実施しています。まずはコミュニケーション、跡見学園でよいスタートがきれるように何でもお話しください。
帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
跡見学園では「本物に触れ豊かな心を育てる」をテーマに、たくさんの行事や校外授業があります。海外で経験し学んだことを生かす場面がたくさんありますので、自ら存分に力を発揮してください。
帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
それぞれの国の風土や文化を身をもって存分に感じとっていただくことはもちろんのこと、海外だから起こりうるいろいろな困難を経験し乗り越えてきていただきたいと思います。その経験は今後の日本での生活に大きく役立ちます。
帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
中学に入ったら、一般生に遅れをとるのではないか? という質問をよく受けます。跡見学園では、習熟度別授業、7限補習、全校一斉面談の実施など、きめ細やかな指導をしてまいりますので、安心してお越しください。将来も海外で学ぶ意欲を持つならば、本校から海外大学進学への道も開かれています。海外大学進学協定校推薦制度(UPAS)に加盟しており、欧米を中心とした海外の約100大学に推薦入学できるチャンスが得られます。
これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
グローバルな視点をもっており、周りの人とコミュニケーションをうまく取りながら物事を進めていける点です。跡見学園では行事が多く、生徒が力を合わせていかなければなりません。そんな中、皆をまとめたり運営していく場面で、独特のよい雰囲気作りができるのが帰国生のすばらしいところです。海外で培われた経験が自然と発揮されて、周りの生徒にも大変よい影響を及ぼしていると思われます。
帰国生が貴校に入学するにあたって、必ず喜んでもらえそうなことは何ですか。
跡見学園は、跡見花蹊(あとみかけい)によって明治8年に創立されました。日本人による初の私立女子校です。本校独自の授業「跡見流リベラルアーツ」では、日本の「折る」「結ぶ」「包む」といった伝統文化を体験的に学んだり、「跡見流」をお手本に書の基本点画や仮名の機微を学んだりします。「跡見流」は、書家としても知られる学祖花蹊の書風です。丸みを帯びた優しい形の中にも強さや厳しさを秘めた迫力のある書風には、花蹊の精神が息づいています。 また、学園の施設の一つに作法室があります。作法を学ぶ機会もありますので、卒業までに自然と作法が身につきます。さらに、放課後プログラムでは茶道・華道・筝曲のお稽古もできます。日本の伝統文化に息づく「型」を身につけ、そこに海外での生活経験も持つあなたらしさを加えて、独創的な自分をプロデュースする学びが跡見にはあるのです。
帰国生に対しての具体的な受験準備のアドバイスをお願いします。
帰国生入試の出願条件は、原則として、海外在住期間が1年以上かつ帰国後3年以内の方で、入学後、父母のいずれかが保護者として国内に居住できる方です。国語・算数・作文(日本語600字以内)・保護者同伴面接にて合否を決定します。学科試験は基礎学力を問う問題です。英検3級相当以上の資格には考慮があります。ぜひ多くの帰国生にチャレンジしてほしいと思っています。なお、英語コミュニケーションスキル入試であれば、海外在住期間や帰国時期の縛り無く受験できます。英検3~準2級レベルを想定してください。面接のサンプル動画をYouTubeチャンネルで配信しています。