海外・帰国生へのメッセージ (質問をクリックすると回答が表示されます)
帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制は一般生(国内生)と異なっていますか。
ホームルームのクラスは6年間混合クラスです。毎年クラス替えをしています。英語は中等科3年間、取り出し授業を行っています。
帰国生に対する英語の授業は一般生(国内生)と異なっていますか。
中等科3年間は海外の現地校やインターナショナル校出身者を対象に少人数の取り出し授業を行っています。(「海外英語クラス」)週3時間を外国人教員、2時間を日本人教員が担当します。外国人教員による授業は、速読の練習、プレゼンテーションやディベート、ディスカッションを中心に進めています。論理的文章の書き方も学び、中等科3年ではリサーチ・ペーパーを完成させます。日本人教員による授業では、英文法を体系的に学び、語彙力を強化し、より正確で表現力のある文章が書けるように指導します。高等科では3年間、希望者は独・仏語の授業選択、海外英語クラス出身者や留学経験者で構成されるオールイングリッシュの「上級英語クラス」を選択できます。
帰国生に対してキャッチアップとしての補習授業を行っていますか。
本校は少人数制授業を様々な授業で実施しているため特に制度としては行っていませんが、必要に応じて個別に担当教員が指導します。また英語では、希望者を対象として、放課後の外国人教員による個別指導を週3回まで無償で行っています。予約制で、エッセイ・発表原稿・英検対策等を、一対一で丁寧にきめ細かく指導しています。
入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。
毎年、帰国生入試で入学した中一の生徒に関して、帰国生父母懇談会を実施しています。中一の授業を担当する教員から、一人一人の生徒の様子、授業の内容、学習アドバイスを集め、担任の教員が情報を共有しています。帰国生をはじめ、様々な生活環境で育った生徒たちが自然と溶け込めるよう、配慮しています。
帰国生の進学実績を具体的に調査していれば、その具体的な結果をお教えください。
在留、留学経験のある帰国生徒の近年の進学先は、慶應義塾大学(法、商、理工、環境情報、SFC)、早稲田大学(創造理工、人間科学)、上智大学(法、経済)、学習院大学、海外の大学(カナダ、アメリカ)等です。
帰国生が貴校に入学するにあたって、事前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。
特にありません。入学後、困ったことがあれば面談等で対応いたします。
帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。
海外生活で培った国際感覚・色々な角度からものを見られる広い視野などに期待しています。多様性、個性を尊重する雰囲気が自然とでき、他の生徒によい影響を与えてくれています。
帰国生やそのご家族に伝えたいことがあればお書きください。
本校では1977年から帰国生を受け入れています。様々な国から帰国した生徒達は、生き生きと学校生活を楽しみ、学習に前向きに取り組んでいます。また、海外生活経験者には努力家が多いように見受けられます。入学当初は苦手科目がある生徒も、後で伸びていくので長い目で見守っています。
これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。
色々な物の見方ができる点、明るく積極的に物事に取り組める生徒が多い点です。委員会活動やクラブ活動でもリーダーシップを発揮しています。