メニュー
JOL会員登録 ボタン
無料教育相談 ボタン
帰国子女枠大学受験 質問集 モバイル用写真 帰国子女枠大学受験 質問集 PC用写真
海外の成績と受験に向けての学習についての質問 > 子供は現在、インターナショ...
海外の成績と受験に向けての学習についての質問

Question

子供は現在、インターナショナルスクール10年生です。海外の滞在も5年目を迎えました。日本の大学受験を考えて、子供の帰国時期を来年高2の春編入か、高2の2学期編入か、こちらに残って卒業かで悩んでいます。また、日本語の学習はなかなか満足にはできておりません。日本の学校に向けての準備もまだ始めていません。非英語圏なので、英語圏の方より不利かと不安も覚えます。どのように学習を進めたらよいでしょうか。

Answer

日本の高校に編入して、大学を一般入試で受験するのは非常に大変です。ご存知の通り、高校の授業についていけるだけでは入試問題に対応できないからです。海外で英語の力が順調に伸びていれば(読み書きという点で)、私立大文系学部は古典と社会科1科目の受験勉強だけに集中すればよいので1、2年の準備期間で何とかなりますが、国立大や理系学部を目指すのは非常に難しくなります。


帰国枠の利用という意味では、今の学校を卒業することがもっとも多くの選択肢を得られることになります。
日本の高校に編入する場合、国立大のほとんどや慶応大・早稲田大などで帰国枠での受験資格がなくなります。編入者への受験資格を認める大学・学部では、高2の2学期編入ならほとんど問題ありませんが、2年生の頭からだと2学期編入の3分の2近くに減ってしまいます。
帰国枠での大学入試は、文系学部の場合、小論文、英語、国語(日本語)、面接という形で実施され、特に小論文が重要になります(国語や英語は大学・学部により実施しないところも多くあります)。
小論文は、日本語での表現力というより、問題に対する理解力・思考力が問われます。それゆえ、高校での学習を充実させることがまず重要となります。また、海外での生活そのものが思考のきっかけを提供してくれますので、どんな生活を送ってきたかも重要な要素の一つです。
そういう意味では、英米主要都市の出身でないこと、少数派であることが小論文で高く評価される独自性につながることもあり、不利かどうかは一概には言えないと思います。
2006年2月にいただいたご質問への回答

ページの先頭へ戻る