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将来の夢、大学選びについての質問

Question

現地校の11年生です。将来は帰国子女枠で日本の大学に進学する事を希望しています。しかし、まず最初の大学選びから迷っています。大学選びはどのように進めていったらよいか教えてください。

Answer

帰国枠で大学受験する場合、文系の学部であれば小論文が重要になりますが、そこでは学部・学科への関心や適性が直接・間接に問われることになります。それゆえ大学進学準備の第一歩は学部学科選びとなります。


日本の高校に通われたのであれば大学や学部のイメージはそれなりにおありでしょうが、もしなければ、まずは大学のホームページや学校案内(私立大であれば、入試要項を請求すると同封されてきます)をご覧いただくのがよいでしょう。入試要項は、もちろんまだ直接には必要ないわけですが、どんなことが資格として問われるか、必要な書類は何か、どんな受験スケジュールになるかなど、具体的にイメージする手助けとなります。
もしJOBAにおいでになることがあれば、いくつかご覧いただくことも出来ます。
また、最も望ましいのは読書ということになります。大きな書店の新書(新刊書ではありません)のコーナーを眺め、興味のひかれたものをぱらぱらと見て、いくつか買ってみるとよいと思います。読了できないものがあっても、このプロセス自体が、どんな分野があって何が問題になっているのかを見渡すきっかけになります。
さらに、小論文を書いてみて指導を受けるのも、自分の適性を知るのによいきっかけとなります。
帰国までの大雑把なスケジュールとしましては、12年生になる以前からTOEFLを受け始めること、12年生の初めからSATを受けることの2つが、アメリカ現地校から大学受験する際に重要なポイントとなります。SAT2にも取り組めれば、慶応大なども視野に入ってきます。
こうした試験に向けて勉強することが、英語力の向上に直結します。また、学校の勉強にこれまで同様きちんと取り組んでいくことが、英語力を含めた総合的な学力の向上に繋がります。入試での小論文では、大学入学にふさわしい教養があることを求められますが、海外生の場合、言葉の壁により、易しい科目、言葉の関係しにくい科目を多く履修してしまう結果になりがちであり、それが高校修了レベルの教養を培う妨げとなってしまいます。この場合は日本語で(先ほどの新書のような)相応のレベルの読書ができていれば問題ありません(英語力については、TOEFLなどの試験に向けての勉強を充実させることで高校授業の代わりとすることになります)。
具体的な大学出願・受験は、8月~10月入学に向けては2月~6月の出願、4月入学に向けては入試が9月と早い数校が8月出願となります。高校在学中に要項を取り寄せ、準備にかかる必要があります。
2005年8月にいただいたご質問への回答

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