私は中学までは日本人補習校で、日本語の勉強をしてきましたが、アメリカの高校に進学してからは、そちらの勉強が忙しくて日本語の勉強は思うようにできていません。帰国子女枠の大学受験ではどの程度の日本語能力が求められるのでしょうか?また来年夏の卒業までにどのような学習を進めればよいでしょうか。
帰国生入試で求められる日本語力は、大雑把に言って大学できちんと学習していけるか確認するレベルです。読めて意味がわかるという意味では、日本国内の生徒と同じレベルが要求されますが、書くということでは(特に漢字については)日本国内の生徒とはっきり差がついていてもおかしくはありません。
高校在学中には、とにかく高校の勉強を充実させておくことが重要です。それにより英語の総合的な力もつきますし、帰国生入試で重要となる小論文も、高校修了にふさわしい教養がついていないと、なかなか太刀打ちできません。
アメリカ現地校の場合、SAT1・2やTOEFLなどをきちんと準備して受けていくことも、総合的な英語力(SAT1のverbal、TOEFL)、高校修了にふさわしい教養(SAT2)を培っていくうえで有効です。また、こうした試験は大学出願時に提出義務がある大学・学部もあります。
この夏は、ここまで順調に力がついてきているかを確認するために、JOBAで面談されたり少し授業(たとえば英語)を受けられたりするのはいかがでしょうか。
2005年5月にいただいたご質問への回答