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帰国枠大学入試の資格についての質問

Question

現在高1の娘のことについて相談させて頂きます。1月からの3年間ということで、オランダへ2度目の海外赴任が決まったのですが、家族を一緒に帯同させるかで悩んでいます。1度目の赴任はアメリカで、娘は小学校時代をまるまるアメリカの現地校で過ごしました。ようやく日本の生活にも慣れ、受験勉強を乗り越え、第一志望の高校に入学して半年が経とうとしています。家族は一緒にオランダへ行っても構わないと言ってくれていますが、娘を帯同させた場合、向こうでの学校の選択、帰国後の進路や資格等について教えてください。

Answer

すでにアメリカ現地校で長期間勉強されてきたわけですから、高校途中からの短期間(たとえば2年間)の在籍であっても、十分成果を上げられるものと思います。


ただ、2年間の場合、イギリスやIB(インターナショナルバカロレア)の制度ですと、最終2学年の2年間がひとつのコースであり、途中での変更が難しいため、その2年間の直前の2年間に英語である程度各科目を履修していないと、科目選択も授業についていくことも難しくなります。お嬢さんの現時点での英語力が高く(たとえば英検準1級合格)、また、将来の志望学部学科やご自分の適性についての意識がある程度しっかりしているのであれば、全く問題ないものと思います。
一方、アメリカの制度であれば、英語力さえある程度ついていれば、科目選択や大学に向けての統一試験の受験などが比較的柔軟に行えます(ただしもちろん、その分、IBの制度などに比べ、各生徒さんの勉強の仕方によって大きく差が開いてしまうという部分もあります)。アメリカンスクールか、SATに対応できるようアメリカの制度に沿った授業を持っているインターナショナルスクールに入り、TOEFLやSATを計画的に受験していくことで、日本の大学入試(帰国枠)への資格を得ることになります。
1月からなら、学年途中ということで3年未満の在籍となる可能性が強いと思いますが、帰国枠の受験資格としては、3年以上の滞在を要件としている大学は東京大、東京工業大くらいしかありません。そのため、受験資格的にはアメリカの制度で学ぶならSATをreasoning testだけでなくsubject testsまで受けておけば、帰国生を受け入れているほとんどの大学・学部が受験できます。受かるかどうかについては、各大学の課す筆記試験の出来が重要になりますが、SATのスコアや学校成績を重視する大学もありますし、いわゆる理系の学部のように、高校時代の学習のある部分が、大学で学ぶ上で必須であるというケースもあります。そのため、この場合は特に高校での履修科目・SATでの科目とその成績・スコアが重要になります(たとえば建築学科なら数学と物理、経済学部なら数学など)。その点を踏まえて当初から適切な科目選択をする必要があります。
Update: '08年2月4日
2006年10月にいただいたご質問への回答

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