私は、現在海外の公立高校2年に在学しています。今学期を終えて、日本のインターナショナルスクールに転入予定です。アメリカ高卒資格を取るまでに後2年はかかると思います。海外校離校から2年以上たってしまった場合は日本の大学の帰国生入試は受ける資格がないのでしょうか。
転入予定のインターナショナルスクールが、文部科学省が日本の高校卒業と同等と見なす学校のリスト(文部科学省のホームページで、「インターナショナルスクール」で検索してください)に入っていれば、帰国枠受験が可能な大学は探せます(ただし私立大に偏ってしまいます)。
高2以上での編入なら帰国枠での受験資格は失われないことが多いです(海外滞在期間が2年しかないことは別として)が、4月の大学入学の直前の3月に卒業する見込みという形での受験となります。そのためインターナショナルスクールでの在籍は2年以内に留め、しかもそれで卒業する必要があります。インターナショナルスクールへの転入予定は、11年生の途中で編入し、12年生を月に卒業ということになるでしょうか。この場合、大学側が想定しているスケジュール(日本国内での編入は3月卒業だけを想定しています)と違いますので、各大学により対応が異なることが予想されます。直接問い合わせされるようお勧めします。一応、海外在籍2年で、帰国後2年以内での帰国枠受験が可能な大学をいくつか挙げておきます。
学習院女子、ICU、上智大、立教、中央、神奈川大また、海外在籍2年で、帰国・編入が夏以降であれば帰国枠受験が可能な大学(資格を帰国後2年未満または1年半以内と考えている大学)をいくつか挙げておきます。学習院(文)、慶應(経済)、専修、玉川、成蹊(AO入試に含まれます)合わせて、帰国枠ではなくAO入試で帰国生を受け入れているため、上記のような条件と関係なく受験できる大学も挙げておきます。桜美林、慶應(総合政策)(環境情報)、明治学院などです。
なお、2008年度入学以降の入試についてはもちろんまだ要項が公表されていまんので、上記の大学についても変更がありえます。とりあえず問い合わせるための手がかりとしていただければと思います。
Update: '08年8月6日
2007年2月にいただいたご質問への回答