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海外の成績と受験に向けての学習についての質問

Question

昨年アメリカの高校を卒業し、現地の大学に進んだのですが、日本の大学で国際法を学びたいという強い気持ちが芽生えています。慶応、上智の法学部を志望しています。英語には自信があり、頑張ればSAT1700点以上は狙えそうです。SATの結果が良ければ、9月には日本に戻り、入試勉強をと考えています。法学部の試験は、日本語での社会に関する小論文が課題の一部だと聞きました。日本の国政事情や日本語の知識に乏しいのでうまく書けるか心配です。入試までの短い間で合格レベルの小論文を書ける様になるためのアドバイスをください。

Answer

志望大学のうち、慶應大学は出願書類(アメリカ現地校ならTOEFL、SATを含みます)で合否の大勢が決まりますので、日本語小論文についてのご心配はいりません。SATはsubject testsも必要になりますので注意してください。


一方、上智大は日本語小論文の出来が合否を大きく左右します。しかも、試験は慶應大と同じ9月です(2月にもありますが、11月卒業の制度の人や日本国内の高校に通う帰国生が殺到するので、9月のほうが合格しやすいです―もちろん、その点での合格しやすさよりも、準備期間を長くして実力を上げておいて合格可能性を上げる、という考え方もあります。ただ、いずれにせよ、9月に受験して不合格となっても2月に再び受験することが可能です)。遅くとも7月上旬には日本に来て、日本語小論文の勉強を始められるようお勧めします。
ただ、小論文試験で日本の国政事情に関する知識が直接問われるようなことはありません。そうした内容を扱う課題文が出る可能性はありますが、その場合も出題者側が問いたいのは事前の知識ではなく、読解力です。従って小論文の学習も、課題をきちんと読みこなし何を論じるべきかを適切に把握すること、および、論理性と独創性を備えた日本語の文章を書くこと(と同時にそのように考えること)の訓練が中心となります。また、法学部の場合はこの論理性に絡んで、法学的なものの考え方(legal mind)を問うということも多くありますので、その点も念頭に置いて小論文に取り組むことになります。
Update: '09年1月6日
2007年3月にいただいたご質問への回答

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