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帰国子女枠大学入試 情報

Question

学習アドバイス : 小論文

Answer

小論文は帰国枠入試においては、最も重視されます。東京大学や筑波大学(2学期推薦入学)のように日本語の他、外国語の小論文を出題するところもありますが、多くは日本語が中心です。
出題形式は、資料文などを読ませてから書かせる形式と題目だけを与えて書かせる形式の2つがあります。国立大学の入試や国際基督教大学、早稲田大学、立教大学のように複数の学科で共通の小論文問題を課す大学の入試では、課題文が与えられることが多いです。多くの場合、字数は600字から1200字程度、時間は60分から90分程度で実施されます。国語とともに、あるいは英語エッセイと合わせて実施ということもあります。国立大学の課題文が難解である傾向にあります。
概して、小論文問題では、専門的な知識を問うよりも、読解力・思考力・学科への適性を問う問題を出題しています。課題文の中心的主張を正しく理解し、論じるべき点から目を逸らさないことが鍵になります。また、高い読解力があれば、受験学科に関係する専門的内容の基本理解が課題文から得られることもあります。つまり、専門的知識の有無が合否を左右することは少ないということです。(高校生としての一般的教養も、ある人にとっては専門的知識と見えてしまうかもしれません。大学側は高い一般的教養を求めていますので、この点は注意してください)もちろん、関心をもって専門的に追究する中で知識を身につけるのは良いことです。しかし、大学入学以前にできる人はそう多くはいません。まずは日々感じたことや考えたことを大事に温めること、およびそのきっかけとなる読書や体験を重ねることを心掛けましょう。読書は本に限らず新聞でも有意義ですが、報道記事や社説だけでは話題や問題になっている出来事について知るだけに留まってしまいます。それより、執筆者が明らかである論説の中から、自分の関心ある領域のものを逃さずに読んでおくとよいでしょう。
また、高校在学中から漢字を書く練習をしておくべきだと考える人が多いですが、それよりも読めて意味の分かる語を増やしておくことの方がはるかに重要です。読める語が多ければ入試前の練習で十分書けるようになります。
小論文に限らず、過去の入試問題を参考にする人は多いようです。帰国枠入試問題は入手が難しいですが、小論文については、一般入試でも小論文試験が広まっているので、そのための市販問題集を購入しても十分参考になります。

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