Question

韓国の現地校に通っています。現在高1で、国立大学の理工学部が第一志望です。どのように受験準備を進めれば良いでしょうか。私立理工学部についても教えてください。

Answer

基本的に、理学部や工学部では外国語試験が英語試験のみであることが多いため、少なくとも日本国内の（海外経験のない）高校生と同等の英語力をつけておくことが、十分な選択肢を確保するための鍵となります。また、難関大の場合、理科2科目の力を問われる（面接での口頭試問も含め）ことが多いため、数学、理科2科目の計3科目において日本の入試問題に対応できる力をつけること（少なくとも現地校でのこの3科目の成績を高いものにしておくこと）が必要となります。

ただし、こうした条件を満たせなかった場合も、志願者の少ない地方の国公立大であれば、英語試験がなく、筆記試験は日本語小論文と理科1科目だけ（または理系科目の筆記試験はなく、数学と理科1科目、または学科によっては理科のみか数学のみを、書類成績や口頭試問で確認するだけ）というところがいくつもあります。
韓国現地校の場合、卒業してすぐの4月に大学に入学することを目指すと、大学受験に向けての勉強は高校生活と並行して行わざるを得ないため（5月や6月に卒業する欧米の学校や国際校の生徒さんは卒業後に日本の大学受験に向けた学習に集中することが可能です）、学習の計画性と受験大学の選択が非常に重要となります。入試は9月から始まりますが（早稲田大が最も早く、9月4日前後です）、11月～1月あたりに入試がある上述の地方国公立大で滑り止めを作れることが、卒業してすぐの4月に大学に入学することを確実にするための要件と言えます。
Update: '11年2月1日
2009年9月にいただいたご質問への回答