息子がアメリカ現地高校へ通って来年で3年になります。卒業は再来年の予定ですが、急きょ来年の6月に帰国することになりました。子供だけを残すことは考えておりません。今、日本だと高3になるので編入も難しいと思われます。後1年で卒業なのに帰らなくてはならなくなり、日本の大学を希望していた子供はどうしたらよいか思案しています。日本の帰国子女受験をする方法はないものでしょうか。また、帰国してからどのように導いてあげたらよいのかアドバイスをお願い致します。
高3への編入であれば、特に私大は帰国枠入試が利用できる大学が大半です。また、高3での編入も、高校に受験という面で多くを期待しなければ(受験への準備は高校外で行うと考えれば)選択肢は十分あります。
ただ、夏休み前に編入試験を受け、夏休み明けから高校に通うということになると、帰国枠入試の出願・受験準備の期間と編入が重なってしまい、日程的に非常に厳しく受験に悪影響が出る恐れもあります。この場合は帰国前、3月末くらいから受験に向けての具体的な準備(TOEFLを受ける、受験大学・学部の候補をある程度絞る、入試要項が発行され次第入手する、日本語小論文試験に向けての準備を始めるなど)を始める必要があります。
また、TOEFLで思うような結果が出せそうにない、日本語小論文試験に向けての準備を在米中はどうにも進めようがない、帰国枠以外に日本の学校での成績が必要になる推薦試験(公募推薦や、一部の自己推薦など)を受けたいという場合などは、高3の始めから日本にいる方が得策です。帰国枠での大学受験資格としては、高3の始めから日本の高校に在籍していようと、高3の途中からだろうとほとんど変わりません。
Update: '11年4月20日
2009年12月にいただいたご質問への回答