現在、台湾の現地高校に通っている高校2年生です。大学では社会学を学びたいと考えています。試験に向けて小論文を学びたいと考えていますが、どれぐらいの期間が必要でしょうか。来年の6月に卒業し、帰国してから塾に通うと間に合わないでしょうか。それともう一つ質問があります。中国語検定を受けたいと思っているのですがHSKとC.TESTどちらをうけるべきでしょうか?
日本語小論文の学習について、表現と内容の二面から考えた場合、年齢相応に日本語が読める人であれば、表現の方は2、3か月の集中的な学習でたいてい自分の考えていることをきちんとした小論文の形に(および誤りがなく誤字もほとんどない日本語で)まとめられるようになります。つまり、卒業・帰国後でも間に合うということです。
一方、内容については、どれだけの読解力があるのか(小論文試験の多くは、自分の意見を論じる前に読むべき資料があり、それがどこまで理解できているかで論じるレベルが決まります)、どれだけ思考力があるか、語るべき引き出し・ネタはどれだけ持っているかなどで内容の良し悪しが決まりますが、これらは非常に個人差が大きいものです。受験大学・学部が求めるレベルに到達していない場合は、レベルアップに非常に時間がかかることもありますので、卒業・帰国後では間に合わない場合もあります。
具体的にいつから準備すればよいかは、現在の小論文の力など詳細がわかりませんので何とも言えませんが、社会学に関心があるなら、その方面の本を読むことだけは、今からでもやっておいた方がよいと思います。
なお、中国語はHSKが指定されている大学・学部もありますので、簡体字を学んでHSKを受けておく方がよいです。
Update: '11年6月2日
2010年1月にいただいたご質問への回答