現在カナダの高校に通っていて、帰国子女入試を考えています。将来は国際秘書を目指しており、上智、早稲田、慶応、同志社、立命館あたりの英文科を志望しています。それぞれの大学の試験の特徴、受講に必要なことを教えてください。
まず、慶應の場合は書類成績を最も重視する大学です。カナダで受ける統一試験資格(州によって異なります)の有無やその成績、またTOEFLなどのスコアが重視されます。一応、筆記試験として小論文というものが課せられていますが、面接での材料になるものですから、論述力や表現力が問われているわけではありません。ただし、慶應では面接も重視されますので、小論文でいい加減なことを書いてしまうと面接で突っ込まれて、痛い目を見ることになります。
早稲田の場合は、筆記試験重視と言われています。英語・小論文・現代文ともそこそこの難易度の問題が出題されるので、比較的日本型の学力が要求されると言ってよいかもしれません。
上智は、学部併願ができず、お目当ての学部だけを受験することになるため、その学部学科に必要となる基礎知識の有無や、学部の志望理由などが重視されます。文学部英文学科や外国語学部英語学科などは、英語で和訳を重視した出題を例年しています。
同志社はAO入試に統合しており、書類と面接で受験となります。立命館は書類と小論文と面接というパターンです。
Update: '11年11月21日
2010年5月にいただいたご質問への回答