上智大学文学部の新聞科を志望しています。JOBAの講習会ではどんな内容の授業をするかが知りたいです。そして試験で出るというジャーナリズムの問題、今から対策を取るために参考書を買おうと考えているのですが推奨するものがあれば教えてください。 SATやTOEFLも受けているのですが、スコアがSATはぎりぎりで、TOEFLは得点に達せていません。そちらの参考書も推奨するものがあれば教えていただきたいです。
上智大学文学部新聞学科の出題は、時事用語の説明をさせるものが特徴的です。まず「現代用語の基礎知識」や「日本の論点」を常に参照できるようにしておき、日々新聞に目を通すことから始めてみてはどうでしょうか。
JOBAの講習会では上智大対策授業の中で上智の過去問を扱い、社会科学系・人文科学系の小論文授業の中で、時事問題について考えていきます。例えば昨年度であれば、尖閣諸島や沖縄の基地移設問題などを取り上げ、事実関係を押さえるとともに、国家・ナショナリズムの問題とか、あるいは平和・憲法の問題などについて議論し、小論文を書くといったことを行いました。
上智の海外就学者入試の場合、英語資格はTOEFLでなくても大丈夫です。もし、TOEFLの点が伸びないようであれば、TOEICや英検で出願するという手もありますから、すべてのテストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。問題集ではTOEFLであれ、TOEICであれ、やはりETSから出ている公式問題集が出題傾向や難易度が合っていると言えます。苦手なパートを中心に何度もやってみると力がついてくると思います。
JOBAの直前講習会では、教える講師が面接練習なども行います。上智の場合、面接での志望理由も大事なポイントですから、自分が影響を受けたジャーナリストの本などをアピールできるとよいかもしれません。例えば本多勝一氏の『職業としてのジャーナリスト』などは古典と言ってよい作品ですから、読んでおくとよいと思います。
Update: '13年2月19日
2011年4月にいただいたご質問への回答