日本人学校に通っている中3の娘が、9月よりインター校へ編入する予定です。日本の大学進学(近畿の国立大、看護学部)を希望しています。娘が調べてみた大学では、帰国生はあまり合格していないようで、大変不安がっております。インター校は、まだ選べる状態で、IB方式(G10編入)、UK/IB方式(G10編入)、US方式(G9編入)の3校があります。大学進学の際の影響はそれぞれどのようになるのでしょうか。IBは希望しても資格が与えてもらえないこともあると聞きました。準備できることなど、ご教示ください。
看護系の大学で帰国枠入試を実施しているところは非常に少ないのが現実です。実施していても実際の合格者は出していないこともあり、帰国生にとっては狭き門である領域の一つです。ですから、帰国枠に限定せず、AO入試を含めた広い範囲で選択することが必要になってきます。また、国公立か私立かといったことや場合によってはエリアなどについても広く考えておくことが大切です。
またインター校のカリキュラムによる日本の大学進学の影響とのことですが、これはどの方式が有利/不利ということは一概には言えません。むしろ、現地の学校のレベルや教育方針などを中心に選ばれることをお勧めします。エリアによってアメリカ型のレベルがよいというところもあれば、アメリカ型のレベルが悪いというところもあります。
A-levelかIBかということについては、より専門を深く勉強したい人はA-Level向きです。ただし、IBが易しいかというと、決してそうではありません。当然ですが、相当な努力が必要になります。それぞれのカリキュラムの特性があるとは思いますので、それを見極めて決定されるのがよいでしょう。
Update: '14年8月11日
2012年5月にいただいたご質問への回答