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2021/09/03 号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2021/09/03 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。

保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。

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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(35)
  2022年度入試問題 (1)

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かねてより気になっていた帰国生入試におけるSATの扱いについて、慶應義塾大学が2022-23年度入試の変更を公表しました。

今回の入試(2021-22年度)では、それまで提出が必須だった「SAT Essay」と「SAT Subject Tests TM」がオプション提出に変更したのに対して、2022-23年度は「SAT Reasoning Test TM」のみの提出に変更されます。

注意事項には、EssayやSubject Testsは提出があっても選考対象とならない旨が明記されています。

海外生・帰国生の大学入試では、これまでにも国家統一試験として米国やカナダの海外高校出身者はSATのスコア提出を求めることが一般的でしたが、滞在国を問わずSATが必須の大学は慶應義塾大学を含め少数派でした。

EssayやSubject Testsが要件から外れることは、慶應志望の受験生(とくに米国以外に滞在する高校生)にとっては大きな負担減になることでしょう。

とは言え、Reasoning Testは必須のままですから、ある意味では従来以上のスコア獲得が合格への近道となるはずです。

その慶應義塾大学では、9月1日に法学部、総合政策学部、環境情報学部で2022年4月入学試験の合格発表が行われました。

JOBA大学受験科では今年は対面の入試直前講習会を停止していますが、オンライン受講生からは早くも合格の報告が届いています。入学までの日々を充実させ、キャンパス生活を迎えてほしいと思います。

来週(9月8日)には、いよいよ早稲田大学帰国生入試の共通試験があります。

受験生のみなさんは最後の追い込みに集中する毎日だと思います。これまでの成果を発揮し、成功につながることを祈念しています。

参考URL:https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/news/files/2021/4/8/change-japanese-returnees-2023.pdf(最終閲覧 2021年8月30日)

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■ 大学受験ワンポイント情報(36)
  2022年度入試問題 (1)

前回のメルマガで、国際基督教大学ユニバーサル・アドミッションズ4月入学試験についてお伝えしました。

すでに出願期間が終了しているため、今回の小論文問題について紹介したいと思います。

昨年と同様、今回も「新型コロナ(COVID-19)」に関するトピックが出題されました。

マスコミ報道でも耳にするエビデンス(科学的根拠)をキーワードとし、

1.「科学的」という言葉の意味について定義し、さらにその定義を使って、どのような情報・知識を「科学的」「非科学的」と言うことができるかの具体的説明。

2.「科学的に正しい」とされていることが「科学的に正しくない」ということがあり得るのか。あり得るとしたらどのようなことがあり得るかの具体的説明。

3.COVID-19 の感染防止対策は、「科学的な根拠」 にのみ基づいていればよいか。 COVID-19の感染防止策を吟味する際に、 科学的な根拠以外に考慮すべき主張や原則としてどのようなものが考えられるかの具体的説明。

4.COVID-19 またはその問題に対処するための政策によって、社会にどのような 不平等や格差が生じていると考えられるか。そのような不平等や格差を軽減するために、日本政府はどのような人々に対して特に配慮をすべきだと思うかの具体的意見。

上記4つの点をふまえ、2400字以内で論述するものです。

出願時に提出する事前課題ですから、教室試験とは異なり解答作成にあたっては文献利用やネット上での情報収集が認められています。

小論文とは言え大学のレポートに近い形式は受験生には馴染みのないものであり、2400字という多めの字数から構成に頭を悩ませた受験生も少なくなかったはずです。

他大学の小論文入試で同様のトピックが出題されるとは限りませんが、新型コロナによる感染拡大や感染対策が私たちの社会にとってどのような意味を持つかを考えるきっかけにしてもらえればと思います。

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