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2022/10/21 号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2022/10/21 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。

保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。

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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(61)
  2022/23年度帰国生入試結果(慶應義塾大学)

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大学ホームページや募集要項を見る時、西暦や元号の表記に「あれ?」と思われる人も少なくないと思います。

例えば、2022年(令和4年)8月からスタートしている帰国生入試の募集要項には、「2023年度」や「令和5年度」など来年の年号が書かれています。7

これは「年度」は「年」とは異なり、それぞれの分野で便宜的に使用する一年の区切りを意味するからです。

日本の学校・大学では、通常4月1日が学年の始まりで3月31日終了(修了)をもって一年間を区切ります。

入試の場合、試験を受ける段階では未だ受験校の学生ではないため、見事に合格を果たし入学する4月(あるいは9月)の西暦年・元号年を用います。

早稲田大学のホームページに掲載されている基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部の「2024年度以降の帰国生入学試験の募集停止」を例にあげると、

「2024年4月入学から募集を停止するため、2023年の帰国生試験は実施されません」という意味になります。

つまり2024年夏の帰国生入試が実施されないのではなく、2024年度入学者を選考する2023年の入学試験が行われないことを表します。

なお募集要項を含め入試資料にしばしば「2022年度/2023年度」という複数の年度表記が用いられる理由は、9月入学と4月入学があるためです。

9月入学は2022年度内の入学、4月入学は2023年度開始の入学ということで、複数年度が記されます。

これから受験を迎える高校生は、こうした部分にも少し注意して志望校の情報取集に努めてください。

参考URL https://www.waseda.jp/fsci/assets/uploads/2022/03/99cee0d44cae5a8da3f7d98e5426b211.pdf(最終閲覧日 2022年10月15日)

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■ 大学受験ワンポイント情報(61)
  2022/23年度帰国生入試結果(慶應義塾大学)

先月20日に慶應義塾大学帰国生入試の結果がWEB公表されました。

・慶應義塾大学
第1次選考合格発表(8月26日)※看護医療学部
第1次選考合格発表(9月2日)※文学部、経済学部、商学部、理工学部、法学部
第1次選考合格発表(9月7日)※医学部

上記学部の最終合格発表日は9月16日(医学部のみ9月20日)でした。9月20日の時点で薬学部を除く全学部の「志願者・第1次選考合格者・最終合格者」の男女別数字がHP上で報告されています。

まず志願者数では、全体の376名のうち55%を女性が占めています。第1次選考合格者と最終合格者での女性の割合はそれぞれ67%、57%です。

これは慶應義塾大学帰国生入試が書類選考重視型であることと関係があることを推察させます。

書類選考では、海外高校の学校成績や外部英語試験スコア、あるいは統一試験スコアが大きな意味を持ちます。

例えば経済学部では、男性・女性ともに34名が出願しています。志願者が同数であるにも関わらず、第1次選考合格者では男性が24名(70%)、女性が28名(82%)と女性優位になっています。

法学部法律学科でも同様の傾向が認められます。第1次選考合格者と最終合格者では男女間に大きな合格率の違いはありませんから、男性に比べ女性の方が書類選考の合格ラインに達する割合が高いことになります。

独断的なアドバイスかもしれませんが、男子高校生は学校成績や英語スコアなどで女子高校生に「負けない数字」を獲得し出願することが慶應義塾大学帰国生入試を突破する鍵と言えそうです。

一概に比較はできませんが、書類選考と2次試験面接で学科試験が課されない環境情報学部・総合政策学部のAO入試結果でも帰国生入試と同様に女性優位の傾向が看取されます。

早稲田大学の帰国生枠が次々と廃止される中で、慶應義塾大学帰国生入試の人気度は今後高まるかもしれません。

早稲田大学帰国生入試はいわゆる試験重視型で、学校成績や英語スコアで不利な部分を学科試験で逆転可能な選考でした。

しかし海外就学生が出願可能な政治経済学部(英語学位プログラム・9月入学)は書類選考型で、3つの学科とも慶應義塾帰国生入試と同じように女性の方が合格率が高くなっています。

2024年度入試以降で帰国生入試や海外就学生入試を受験予定の海外高校生は学科試験に向けた学習ももちろん大切ですが、まずは書類選考で優位に立つ準備を進めハイスコアを確保しておくことが合格の鍵を握ると言えるでしょう。

受験勉強の優先順位を決める一つの参考としてください。

参考URL https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/docs/kikoku_results202209.pdf(最終閲覧日 2022年10月15日)

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