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2022/12/02号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2022/12/02 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。

保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。

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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(64)
南半球の受験勉強(続)

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本メルマガが皆さんのお手元に届く少し前、11月29日・30日に筑波大学令和5年度推薦入試(学校推薦型)が実施されました。

推薦入試(学校推薦型)と聞くと海外高校生には無関係と思いがちですが、筑波大学の場合、日本国籍を有し、外国において学校教育における12年の課程を修め、海外において在住国の正規の教育制度に基づく高等学校に最終学年を含めて原則として2年以上継続して在学し、卒業(修了)した者であれば出願資格が認められます。

人間学群心理学類だけは大学入学共通テストの受験が必須ですが、それ以外の学群・学類は小論文・面接での選考です。

JOBAの中にもこの推薦入試を受験した海外高校卒業生がいます。

「多くは国内高校生の制服姿に囲まれた中で無事に筆記試験と面接試験を終了した」と報告をくれました。

9月の慶應義塾大学帰国生入試から上智大学海外就学経験者入試を経て、11月末の筑波大学推薦入試までの道のりはとても長く感じたようです。

海外現地に残る両親と離れ、一人で渡日し受験勉強に取り組んだことも大変だったようです。

受験生の中には2月25日・26日の国公立大学帰国生入試が試験最終日という生徒もいて、改めて帰国生入試の様々な厳しさを感じます。

<集中力>と一言で表現することは簡単ですが、試験日程が数ヶ月に及ぶ場合、最終試験までの日程をどのように過ごすかは重要です。

途中途中で入試結果が出ることを考えると、精神面での強さとともに周囲の人間によるサポートの大切さも実感します。

余談ですが、今回の推薦入試では大学側から「健康観察記録表」の記載を求められています。試験当日を含め過去14日間の体温や風邪症状を記録する用紙です。

受験会場では、いつ提出を求められても渡せるよう多くの受験生が受験票とともに手元に置いていたそうです。

しかしながら、面接試験終了まで提出を求められることはなく周囲からもちょっとした不満の声が出ていたと言います。

ポストコロナに向けた風景の一幕でありながら、感染防止に現場が戸惑っているちょっとした風刺にも感じ取り上げました。

筑波大学推薦入試の合格発表日は12月13日です。現地校の10年生から開始したオンライン授業の成果が見事に実ることを心から祈る今日この頃です。

参考URL:https://www.tsukuba.ac.jp/admission/undergrad-list-guidebooks/pdf/r5-suisen-yoko.pdf(最終閲覧日 2022年11月25日)

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■ 大学受験ワンポイント情報(64)
南半球の受験勉強(続)

前回に続き、オセアニア地域に代表される南半球の海外高校生に関する話題です。

オーストラリアやニュージーランドの現地校はそろそろ「夏休み」が近づいていることと思います。

来年あるいは再来年の卒業(修了)を予定し、帰国枠入試を検討しているみなさん、具体的にどんな受験準備を始めていますか。

学校により多少の違いはあるのでしょうが、夏休みに相当する約2か月間の期間は受験生にとって貴重な時間です(北半球のみなさんは来年の夏休みをイメージして読んでください)。

個人差はあると思いますが、以下、受験準備について箇条書きで整理しておきましょう。

(1)受験校の選定

休みの期間を使ってしてもらいたい一つは、受験校の選定です。ふだんはWEB情報しか得られない状態であっても、長期休みで一時帰国する高校生も少なくないと思います。

生憎なことに日本の大学はこれから受験シーズンに入りますから、オープンキャンパスや公開の説明会を実施する時期ではありません。

COVID-19の第8波の動きによりますが、大学構内への立ち入りを制限しているケースは耳にしません。つまり大学を直に見ることは可能です。

受験準備の一つとして、入試スケジュールの作成はとても大切です。受験のイメージが具体化するし、何をどれだけ勉強すればよいかもわかってくるからです。

(2)学科試験対策

一時帰国の機会を利用し、日本国内の予備校の授業を受けてみることも有効です。入学後は同じキャンパスで勉強するかもしれない国内高校生を見ながら大学入試の勉強に取り組むことで、学力だけではなくモチベーションも向上するはずです。

国内予備校に抵抗がある人は、JOBAのように帰国生対象の教室で学習することを推奨します。

滞在先に戻ってしまえば、ほとんどの受験生はオンラインで勉強することになります。通塾対面の授業で自分の弱点に気づき、苦手分野を克服する機会として利用してみてください。

(3)面接対策

帰国生入試に面接はつきものです。得意・不得意は人それぞれでしょうが、休みの期間を利用して面接試験の準備や模擬面接を取り入れることをお勧めします。

ふだんの生活ではあまり気づくことがない自分自身について考えることができるだけはなく、学科試験とは違った点で受験準備にとりかかれます。

「どうすればいいか?」ばかりを考えていると、長い休みも「あっ!」という間に終わってしまいます。

現地校での新学年が始まってしまえば、できるはずの受験勉強が時間的制約から思い通りには進まないこともあります。

考えるとともに、まずは行動に移す。これがとても大切です。

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