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2023/2/17号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2023/2/17 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。

保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。

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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(68)
  高校編入学試験について(2)

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先日(2月10日)、上智大学国際教養学部国際教養学科(SILS)の2023年度9月入学試験・第1期募集の合格発表がありました。

書類選考型入試のため海外高校生は試験帰国の必要がなく、また英語学位プログラムとして海外高校生には人気の学部です。

海外就学経験は出願の必須要件ではなく、国内高校生や外国人留学生が集まるグローバルな教育環境が大きな特徴です。

惜しくも第1期募集で合格できなかった場合は、3月15日からの第2期募集への出願が可能です。

その際注意したいことは、外部英語試験のスコアアップです。英文エッセイについても改めてブラッシュ・アップすることで合格の可能性が高まります。

3月は早稲田大学や立命館アジア太平洋大学の9月入学にむけた出願が始まります。

WEB出願での提出書類を今一度見直し、万全の備えで結果を待つように心がけましょう。

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■ 大学受験ワンポイント情報(68)
  高校編入学試験について(2)

前号に引き続き、今回も海外高校生の高校編入学を取り上げます。

前回は「出願資格」「編入時期」「試験科目」の概要をお伝えしました。

いずれも進学を希望する高校の学校ホームページで確認できますが、かりにホームページで見つからない場合も出願を諦めるのではなく、帰国生編入学の場合は高校の入試担当部署にメールや電話で尋ねることが大切です。

帰国生の高校編入学試験は、試験科目の点で大きく3つのパターンがあります。

パターン1
英語・数学・国語の3教科を試験科目とする

パターン2
英語(英語essay)1教科を試験科目とする

パターン3
提出書類と面接で選考が行われる

まずパターン1では、編入学する時期に合わせ日本の高校課程に基づき試験が課されます。

例えば高校2年生の2学期(秋)編入学であれば、数学は数Ⅰ・数Aの全単元と数Ⅱ・数Bの1学期学習単元が試験範囲と考えます(一部の進学校では範囲が広くなることもあります)。

海外高校でもmathの学習はしているはずですが、数学はあまり心配しないという声が時折聞かれます。しかし日本の数学は出題のされ方がmathとは異なることが多々ありますから、日本の参考書や問題集での対策が必要です。

国語については、「現代文と古典の両方が含まれるか」「現代文だけか」は海外高校生にとっては注意が必要です。

古文・漢文は中学国語では表面的な学習にとどまり、文語文法を含め本格的な古典学習は高校にならないと始まりません。

中学内容を日本語補習校や自主学習で終了させていても、高校古典はそれなりの対策をしないと足を引っ張る可能性があります。

英語は、進学を希望する高校や選択コースにより英検の取得級やTOEFLスコアで試験免除されるケースがあります。

免除されない場合、ふだん取り組む機会が少ない文法・語法や構文、英文和訳や和文英訳が出題されることを想定した対策をとってください。

パターン2の英語1科の場合、日本式の英語(高校の定期考査で出題されているような問題)が出題されることはありません。TOEFL iBTのReadingやWriting、SATのEnglishをイメージしておくとよいでしょう。

また英語によるインタービューが課されることがあり、相手の質問を聞き取った上で自分の意見が正確な英語で表現できるようしておきたいところです。

パターン3の代表校は国際基督教大学(ICU)高校です。選考は提出書類と日本語面接になります。

高校の推薦入試と同様、成績書類に加え「自己PRカード(日本語・英語のいずれか)」や「外国語試験結果の証明書貼付用紙」の提出が必要です。

ふだんの学業の成果が問われる試験と考えればよいでしょう。

上記3つのパターンの中で、多数派を占めるのはパターン1です。

中学入試や高校入試では、英語1科入試であっても編入学試験では3教科試験を実施する高校が多くなります。

急な本帰国ですと学習準備が間に合わない可能性があるため、学校選びに苦労することもあるでしょう。

また外国学校の高校卒業資格を得ずに本帰国することから、帰国生要件を満たすことができなくなり大学進学の計画を練り直さなければならない場合もあります。

ふだんから外国語試験の受験を意識し、節目節目で級やスコアを残しておくことは、ある意味突然の帰国に向けた備えとなります。

準備期間が短くなったとしても、本帰国の可能性が高くなった時点で進学を希望する高校の編入試験に合わせた学習に取り組むことが大切です。

高校は義務教育ではないため生徒は各学年に求められる一定水準の学力を下回ると進級や卒業ができません。

多くの高校で3教科型試験を実施するのは成績優秀な海外生を欲しいのではなく、編入学した後に進級・卒業できるだけの学力や態度が備わっているかを判断していると考えられます。

JOBA教育相談では、高校入試だけではなく高校編入に関するご相談にも対応しています。

一人で悩まず、ヒントの一つとしてご利用ください。

<JOBA無料教育相談>
https://www.joba.jp/consultation/consultation_01.php

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