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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2023/5/5 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。
保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(73)
7月までの受験準備(5月・6月卒業の高校生)その4
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2023年度秋入学の入試結果が受講生から継続的に入ってきています。
英語による学位取得プログラムが多い秋入学は、英語主体の教育課程を就学してきた海外高校生には魅力ある選択肢の一つと言えます。
国際教養系のように大学や学部全体が英語プログラムになっているケース以外に、特定の学部・学科に英語プログラムを採用している場合もあります。
前者としては国際教養大学や立命館アジア太平洋大学、早稲田大学や上智大学の国際教養学部、立教大学のGLAPがあります。
後者としては、早稲田大学の政治経済学部EDESSAや社会科学部TAISI、慶應義塾大学経済学部PEARL、法政大学経営学部GBPがあり、いずれも秋入学を実施しています。
G11やG10の読者の皆さんの中で、秋入学を希望する場合、合否の鍵を握るのは学校成績と外部英語試験スコアです。
秋入学では選考が卒業前に行われるため、最終学年ではなく一学年前の成績が優秀でないと自信をもって出願はできません。
IBDPであれば、Predicted Scoreが合否の鍵となります。
大学や学部学科によっては、Unconditional Offerもありますから11年次の成績をしっかり確保する必要があります。
外部英語試験については、早稲田大学国際教養学部のようにホームページ上で合格の目安を公表しているケースもあります。
早稲田大学国際教養学部AO入学試験(4月入学・国外選考・9月入学選考)合格者平均スコア
https://www.waseda.jp/fire/sils/applicants/data/
合格するためにどの程度の英語スコアが求められるかは受験生にとって大きな関心があるでしょうが、実際には非公表の大学が多いことも事実です。
著名大学への進学を目指すのであれば、CEFRのC1以上を確保しておくよう学習に取り組んでください。
文部科学省 各資格・検定試験とCEFRとの対照表
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/091/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/27/1407616_003.pdf
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■ 大学受験ワンポイント情報(73)
7月までの受験準備(5月・6月卒業の高校生)その4
受験準備の最終回として、面接を取り上げます。
帰国枠大学入試は、学科試験の他に面接および小論文が実施されます。
面接では、学科試験だけでは捉えきれない受験生のありのままの姿や学ぶ姿勢などを評価するために実施しています。
したがって、他の学科試験と同様に、直前の取り繕いだけでは通用しません。事前の準備が必要であることは言うまでもありません。
よく聞かれる質問内容を以下にまとめておきますので、日本語でも英語(滞在地で取得した言語)でも答えられるように、しっかりと準備をして入試に臨んでください。
○志望理由など
大学および学部(学科)の志望理由・滞在国の大学に進学しない理由(日本の大学を志望する理由)・入学後の学習や生活・大学で学びたいこと・併願校
○海外体験など
滞在国と日本の違い・滞在国と日本の文化の違い・滞在国の宗教および慣習・海外生活で得たもの・滞在国の良い点および悪い点・日本に残っていたら何を得たか(海外に行ったため得られなかったと思うこと)・ボランティア活動・異文化コミュニケーション・英語をどの程度使えるか
○趣味・性格など
自己PR・得意科目不得意科目・愛読書・好きな言葉や座右の銘・長所短所・家族構成
○時事問題など
現代の若者の環境に対する意識の低さの原因・社会の格差が生じる原因・日本企業の海外進出の評価・EUに対するイギリス国民投票結果についての考え・国際社会においての日本の役割・最近のニュース
○その他
将来の夢・将来の職業・小論文の内容・帰国枠がある理由