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2023/9/1号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2023/9/1 号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。

保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。

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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(80)
  外部英語試験の問題変更について

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9月に入り、いよいよ2024年4月入学の帰国生入試がスタートします。首都圏に限ってみても、

早稲田大学(9月6日)、慶應義塾大学(9月2日~17日、薬学部は2024年2月10日)、上智大学(9月23日)など人気が高い私立大学で入学試験が実施されます。

早慶上智以外のGMARCHでは、法政大学(9月24日)、明治大学(9月30日)が9月に入学試験を実施します。

上記の中には学科試験に先立ち、1次選考の合否発表が行われるケースがあります。

受験生の皆さん、ゴールはすでに目前に迫っています。

学科試験は言うまでもないですが、面接試験にもしっかりと配慮した直前対策を心がけてください。健闘を祈っています。

次年度以降の受験を検討している海外高校生・帰国生の皆さん、先のことだと考えていた入試が少しずつ現実的になってきます。

まずは現時点の入試スケジュールを改めて見直し、自身の受験予定についての青写真を作り始めてください。

早稲田大学のホームページには、2025年度以降の帰国生入試に関する最新情報(下記)が公表されています。

2025年度以降の帰国生入学試験共通の募集停止について
早稲田大学では、下記のとおり帰国生入学試験による複数学部共通の募集を停止します。本入試の受験を検討されている方はご留意ください。
1.募集停止年度 2024年度入試(2024年4月入学者募集)を最後とし、2025年度入試(2025年4月入学者募集)以降、募集を停止します。
2.共通募集停止後の学部ごとの帰国生の募集 2025年度以降、主として帰国生(海外で就学経験を有する方)を募集する入試は以下のとおりです。詳細については、各学部Webサイトにてご確認ください。
参考URL:https://www.waseda.jp/inst/admission/assets/uploads/2023/08/202308_Kikoku_Release.pdf

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■ 大学受験ワンポイント情報(80)
  外部英語試験の問題変更について

海外高校生や帰国生を対象とする入学試験では、外部英語試験のスコアが重要なことは言うまでもありません。

実はこの外部英語試験にはさまざまなテストがあります。

例えば上智大学・海外就学経験者(帰国生)入学試験要項には、英語だけで9種類の試験(ドイツ語とフランス語は3種類)、が登場します。この中には、TEAPやGTECなど他大学ではあまり見かけることがない英語試験も含まれています。

その一方で慶應義塾大学のようにTOEFL iBTもしくはIELTS Academic Moduleしかスコア提出できない場合もあります。

帰国生の外語英語試験=TOEFLという図式は、帰国生入試におけるTOEFLの汎用性を示唆したものと言えます。

TOEFLやIELTSと並んで帰国生が受験する外部英語試験に「英検(実用英語技能検定)」があります。

1963年に第1回試験が実施されて以来、CSEスコアの導入から4技能化が実現し、近年ではS-CBTの広まりとともに受験者数が増加しています。

この英検ですが、2024年度から一部の問題のリニューアルを英検協会が公表しています(下記URL)。

参考URL:https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf

変更内容は主にWritingに集中しています。こう書くと読者の中にはある種の既視感を持つ方がいるかもしれません(前前号のメルマガでTOEFL iBTの変更点がWriting Taskに集中していることをお伝えしたばかりだからです)。

上記のURLには級毎の変更点と合わせ出題例が記載されていますが、ここではCEFR B2レベル(TOEFL iBTの72-94)に相当する準1級の変更箇所を取り上げます。

<英検準1級の変更点>

Reading:語彙問題・長文問題の設問数を一部削減(試験時間調整のため) ※1級、2級、準2級も同じ
Writing:英作文の問題を1題から2題に増加。既存の「意見陳述」の出題に加え、「要約」問題を出題 ※1級、2級も同じ
Listening:変更なし
Speaking:受験者自身の意見を問う質問(No.4)に話題導入分を追加 ※準1級のみ
試験時間:変更なし
費用:未定

Writingの変更点の注目は「要約」問題の導入です。以下、準1級に関する出題例の設問です(articleは省略)。

・Instructions: Read the article below and summarize it in your words as far as possible in English
・Suggested length: 60-70 words
・Write your summary in the space privided on your answer sheet. Any writing outside the space will not be grated

ちなみに1級では要約語数が90-110 words、2級は45-55語となっています。また2級の設問には日本語で、「解答が英文の要約となっていないと判断された場合は、0点と採点されることがあります。」と記載されています。

summaryの練習がどの程度行われているかはおそらく学校ごとに異なるのでしょうが、2024年以降の英検受験者は英語学習について要約文作成に注意が必要です。

日本では一部の国立大学や私立大学の英語問題で、要約問題が出題されます。要約問題と一口で言っても、出題パターンはさまざまです。

今回の英検Writingの対策としては、東京大学の過去問題が形式的に近いため、機会があればチャレンジしてみてください(大学ホームページでは外国語問題は非公表のため閲覧できません)。

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