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2024/2/2号

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【JOBA 日本本部より配信】
【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2024/2/2 号
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(89)
  学部学科選びのアドバイス:学校教員を志望する場合

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海外の高校から日本国内の大学入学を検討する際には、9月入学と4月入学の選択があることはご承知の通りです。

2024年4月入学の選考が終わるこの時期は、同時に2024年9月入学の出願が本格的に開始する時期でもあります。

例えば早稲田大学理工学術院・2学部の2024年9月入学では、出願期間が2024年1月10日から2月15日、書類選考結果が4月12日、面接試験が4月20日・21日、最終結果が4月26日となります。

4月入学と異なり、9月入学は出願時期が複数あることも大きな特徴です。

同じ早稲田大学の社会科学部TAISI AO入試では、1月10日~16日(First Round)・1月17日~2月15日(Second Round)・4月24日~5月8日(Third Round)の3回に分けて募集が行われます。

同一年度入学の出願は一度ですから、試験機会が複数あるわけではありません。自身の外部英語試験スコアの状況を見ながら、どのラウンドに出願するかを検討する受験生が多いようです。

上智大学国際教養学部の第一期募集や早稲田大学TAISI入試のFirst Roundのに出願を終了した受験生もいることと思いますが、この先しばらくは9月入学のエントリーが続きます。

学校生活を並行しての出願準備になりますが、くれぐれも書類漏れや出願忘れがないよう気をつけてください。

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■ 大学受験ワンポイント情報(89)
  学部学科選びのアドバイス:学校教員を志望する場合

前回のメルマガでは、大学進学ならではの学部学科選びについて取り上げました。今回はその中から教員養成系の情報をお知らせします。

(以下、2022年1月21日号の記事を一部修正しました。)

教員志望の学部選択では、教育学部が当たり前と思われている方が多いと思います。

例えば、首都圏1都3県で教員養成系として帰国生入試を実施している大学には東京学芸大学・横浜国立大学があります。

もともと教育学部は都道府県に1大学の設置が原則ですから、埼玉大学や千葉大学にも教育学部はあります。しかし両大学の教育学部は帰国生入試を実施していません。

帰国生入試と言う意味では、お茶の水女子大学の文教育学部は帰国子女・外国学校出身者特別入試として帰国生を受け入れています。

ひとくちに教育学部(あるいは教育学科)と言っても、そのすべてが教員養成系であるわけではありません。

お茶の水女子大学の文教育学部は、どちらかと言えば人文科学・社会科学の総合学部で教養学部に近い位置づけになります。

小中高の学校教員を目指すのであれば、学部卒業に必要とされる科目に加え教員養成に必要な科目を履修し単位を修得しなければなりません。

今回取り上げたい内容は、この教員養成の科目履修についてです。

先ほども取り上げた通り、首都圏大学で「教育学部」と名が付く大学で帰国生入試を実施している大学は僅か2校です。

大学には学校教員を目指す学生が教育職員免許状を取得するための授業を開講し、資格取得をサポートしているケースが数多くあります。

将来の目標として学校教員を目指す高校生の皆さんは、教育学部の名称にこだわるのではなく、帰国生入試を実施している学部学科を手始めに大学選びを進めることを推奨します。

ここで注意すべきは、自分がどういう学校のどんな科目の教員になりたいかという点です。

教職課程を設置している大学では、所属する学部学科あるいは専攻コースにより取得できる教育職員免許が決められています。

早稲田大学では、学部ごとに取得できる資格が以下のように公表されています。

・政治経済学部、法学部:中学校社会、高等学校地理歴史、高等学校公民

・文化構想学部:中学校国語・英語・社会、高等学校国語・英語・地理歴史・公民

・国際教養学部:中学校英語、高等学校英語

中学校や高等学校に比べると小学校の教員資格は教育学部(教育学科)以外の他学部・他学科では取得しにくい状況があります。

早稲田大学でも小学校教員免許が取得できるのは、教育学部(教育学科 初等教育学専攻)だけとなっています。

詳しくは各大学のホームページ(「教職課程」で検索)で確認するか、入試事務室に直接問い合わせてください。

余談ですが私(石井)は教育学部の卒業生です。教育学部は文系・理系を含め芸術系や体育系など多種多様な専攻があり、学生も多様性に富んでいます。

学校教員を目指す皆さんはまずは志望する大学・学部学科に入り、教育から社会をより良く変える原動力になってほしいと思います。

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