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【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2025/4/18号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。
保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。
本メルマガは毎月第一・第三金曜日に配信しています(第五金曜日はお休み)。
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(115)
高校編入学について(1)
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海外高校生の中には、さまざまな事情から高校卒業前に本帰国するケースがあります。
JOBA教育相談でも、途中帰国に関する質問や相談が少なくありません。
本メルマガは主に大学受験に関する情報やアドバイスをご提供していますが、今号と次号では高校課程の途中で本帰国する場合を取り上げます。
ご存知の通り、日本では高等学校は義務教育ではありません。
都道府県・市町村には数多くの公立高校がありますが、入学・転編入するためには検査や試験を受け合格しなければなりません。
公立高校に限らず国立高校や私立高校でも同様です。
大学受験資格には高校卒業が出願条件となりますから、高校途中で帰国する場合、日本の高校に編入学することが必須となります。
JOBAでは、「海外・帰国生のための受験・情報サイト JOBA On Line(下記URL)」で転編入情報を随時更新しています。
https://www.jolnet.com/transfer/
海外からの本帰国にともなう高校編入について、以下、いくつか注意点をあげておきます。
・受験資格について
日本の高校に編入するためには、海外の学校の在籍年数が一定以上であることに加えて、編入学年によって、受験資格が異なります。
高校1年生編入:現地校及びインターナショナルスクールにおいて、Grade9またはYear10以上を試験日までに修了
高校2年生編入:現地校及びインターナショナルスクールにおいて、Grade10またはYear11以上を試験日までに修了
高校3年生編入:現地校及びインターナショナルスクールにおいて、Grade11またはYear12以上を試験日までに修了
上記はあくまで一般的な基準となります。入学試験と同様、編入学試験においても受験資格は大切な要件となります。
少しでも疑問があれば、必ず高校または教育委員会に問い合わせが必要です。
・編入時期について
高校編入試験の時期をあらかじめ定めている学校と、帰国時期に合わせて編入試験の時期や方法を決定する学校があります。
行きたい学校が時期を定めているのか/定めていないのかは、早いうちに確認しておきましょう。
9月編入試験の実施時期は早いと7月第1週に始まり、8月実施の高校も少なくありません。
例年ですと4月終わりから5月の連休明けくらいに募集要項が学校ホームページ上で公開されます。そろそろアンテナを立て、しっかりとした情報収集が必要です。
・試験科目について
一般生徒と同様の対応をする学校は、基本的に編入時期の各学校の既習範囲の英語・国語・数学が編入試験科目となります。
帰国生に対して特別な対応をとる学校では、海外在籍校での学校成績や習得した語学力(外部英語試験の級やスコア)を中心に合否を判定します。
編入学試験は突然の帰国(急な辞令や滞在国の政情変化などによる帰国)を契機に受験しなければならない場合があります。
大学受験資格(高校卒業資格)を得ることだけを考えれば、通信制高校や高等学校卒業程度認定試験も選択肢の一つかもしれません。
しかしながら勉強に加えて部活動や学校生活という面から言えば、<帰国生受け入れ校に編入する=行きたい高校を選ぶ>ことが大きな意味を持ちます。
学校選びや編入試験対策の学習について疑問や不安があれば、ぜひJOBAにご相談ください。