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【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2025/9/5号
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(124)
受験生へのメッセージ:面接試験アドバイス
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今回は帰国生入試や総合型選抜で課されることが多い、面接試験に関する注意点を受験生へのアドバイスとして取り上げます。
まず、面接試験を実施する大学側の目的を考えてみてください。次のような問題提起をしてみましょう。
1)受験者のユニークな面を積極的に評価して、一人でも多くの才能ある者を拾う目的
2)受験者のマイナス面をチェックして、大学(学部)に相応しくない者を落とす目的
もちろん、1のケース(ポジティブチェック)を全面否定はしませんが、面接は残念ながら2である場合(ネガティブチェック)も考慮する必要があります。
つまり、「人と違うことを過大にアピールする戦略は『逆効果』になる可能性がある」という考え方も大切だということです。
海外就学生や帰国生の場合、受験生本人がどう感じているかは別として「素のままで」十分に個性的であることが多いため、「普通」にしていた方がよいというアドバイスです。
ことさら人と違う部分を強調しようとすると、「(いかにも日本的な発想にはなりますが)集団に馴染めないのではないか」と面接官に要らぬ疑念を持たせてしまうことになりかねません。
大切なことですのでもう一度繰り返しておきます。「帰国生のみなさん、あなたは自分で思っている以上に十分ユニークです。それ以上自分をユニークに見せる必要はありません」
次に心がけてほしいことは、「自分探しや自己アピールも大切ですが、それ以上に相手(大学、学部学科)のことを知るようにしなさい」ということです。
特定の学部学科に合わせて、そこに見合う「自分」を一所懸命に「捏造」しても、面接で2分~3分も話をすればメッキは剥がされてしまいます。
それよりも、「○○学部では~ことが学べるのですよね」と好奇心に満ちた目で質問できる受験生の方が、好感を持ってもらえます。
会社に面接に行く(あるいは営業に行く)のに、その会社のことを調べないで訪問したら、その時点で門前払いでしょう。
面接は、自己アピール以前に、あなた自身が周囲(大学の授業や時事問題)にどの程度関心を持っているかという「社会性」が問われているのです。
最後に、そうは言ってもアピールしたい内容はありますから、その内容をいくつかのユニットに分けて、頭の中に整理・保管しておきなさいということです。
どういうことかというと、言うべき内容をシーケンシャル(時系列)で脳内に保管しておくと、そのシーケンスが絶たれた瞬間に頭が真っ白になりパニックに陥ります。
例えば、志望理由は、A→B→C・・・、将来の夢は、G→H→I・・・、などといった順序だてたかたちで回答を準備をしておくと、部屋に入って最初の質問で、例えば「高校の最初で成績が悪かったのはどうして」などと、突然想定していなかった質問(それもかかなり意地悪な質問)が出た時に、答えが出てこなくなってしまうのです。
それに対して、アピールするべき内容をユニットに分けて対応する用意をしておくと、志望理由の中で使うはずだった、例えばBの内容を取り出して、「高校の最初でスポーツや地域の活動に熱中していて、それが響いてしまいました」などと、さりげなく自分のプラス部分をアピールすることができるわけです。
せっかく準備していたアピール内容を相手に伝えられないのは、「想定していた質問が出なかった」せいではなく、「どのような質問であってもアピールするべき内容を切りだせるように準備していなかった」受験生側の失点であるわけです。
ある質問だけを想定して答える練習をするのではなく、様々な質問に対して、違う角度から自分の<強み>や<オリジナリティ>を話せるようにしておくことが望ましいのです。
面接試験に満点はありません。なぜならば面接官それぞれが違う視点からあなたを見ているからです。
志望理由や学修計画、将来の目標をもう一度よく整理するとともに、自分らしさを可能な限り論理的に伝える工夫に努めてください。