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【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2025/11/7号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。
保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。
本メルマガは毎月第一・第三金曜日に配信しています(第五金曜日はお休み)。
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(128)
TOEFL iBTの形式変更について:前半
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帰国生大学入試の「標準装備」の一つが、外部英語試験であることはご承知の通りです。
海外生・帰国生のみなさんはTOEFL iBTやIELTS、実用英語技能検定(英検)など、出願に先立ってスコアアップに余念がないことと思います。
今回と次回のメルマガでは、来年・2026年1月から形式が変更するTOEFL iBT(以下、TOEFLと記載)の話題を取り上げます。
新形式のTOEFLと聞くと、「この前、変わったばかりのはず」と思われる方もいることでしょう。
現行のTOEFLは2023年7月から形式を変更し、今に至っています。
試験時間の短縮やダミー問題廃止をはじめ、wrtingではIndependent TaskがAcademic Disscussion Taskに変わるなどの変更がありました。
現在の問題形式や出題内容は、2026年1月21日から新形式になります。
約2時間の試験時間に変更はありませんが、前回と異なり今回は変更点が多岐にわたります。
・Reading
これまでAcademic Passageが2問出題されていた形式から、「Complete the Words」「Read in Daily Life Passage」「Academic Passage」の3問になります。
・Listening
レクチャー形式(3問)と対話形式(2問)から、「Listen and Choose a Response」「Listen to a Conversation」「Lieten to an Announcement」「Liten to an Academic Talk」の全4問に変更されます。
・Writing
現行のAcademic Discussion Taskはそのまま残され、新たに「Build a Sentence」と「Write a Email」が加わります。Integrated Taskは不出題となります。
・Speaking
2023年に変更がなかったSpeakingは、「Listen and Repeat」「Take an Interview」と出題内容が大きく変更します。とくにListen and Repeat問題は、英語力と記憶力が鍵となります。
変更点を踏まえた上での対策は次回に掲載します。最後に全体を通しての変更として、3点追記します。
その1
ReadingとListeningにダミー問題が復活し、アダプティブ方式が採用されます。
アダプティブ方式とは、前半部分の正解率に応じて後半部分の問題レベル(難易度)が変更するシステムです。
これまでスコアアップに悩んでいた受験生もこの方式の採用により、スコアがアップできる可能性が広がります。
その2
試験の順序が、「Reading → Listening → Writing → Speaking」に変更されます。
その3
スコアスケールが、現行の各セクション(0点から30点)・総合(0点から120点)から、総合スコアが0.5刻みのバンドスコア(1~6)に変更されます(ただし、当面は現行の0~120のスコアが併記されます)。
問題形式や出題内容の変更は、学習にも大きく関係します。
まずはETSのホームページから、新形式のTOEFL(サンプル問題を含む)を実感してみてください。
参考URL https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/202601/(最終閲覧日 2025年11月5日)