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【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2025/11/21号
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このメールは、JOBAの講習会を受講してくださった高校生の生徒の皆様、高校生メールマガジン購読のご登録頂きました皆様にお送りしています。
保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。
本メルマガは毎月第一・第三金曜日に配信しています(第五金曜日はお休み)。
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(129)
TOEFL iBTの形式変更について:後半
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今号では前号に引き続き、来年1月から問題形式が変更するTOEFLiBTについて取り上げます。
新形式の概要は前回のメルマガでお伝えした通りです。
全体の変更点にも注意が必要ですが、受験生にとっては問題内容の変化が重要です。
新形式についてはTOEFL ETS Japanの以下のYou Tube動画が参考になります。
【2026年改訂版】はじめてのTOEFL iBTセミナー
https://www.youtube.com/watch?v=Hq4bzpfGGXA
「はじめての」と書かれていますが、初心者以外の人たちにも十分メリットがある内容です。とくにサンプル問題を用いた解説やアドバイスは、新形式に挑戦するみなさんにとって参考になるでしょう。
以下、動画内容をふまえ、新しく加わる問題について触れていきます。
・Reading
Readingセクションでは、Academic Passage(1問)以外に「Complete the Words」「Read in Daily Life Passage」がこれまでにない出題内容になります。
Complete the Wordsはサンプル問題を見る限り、1 paragraph・100wordsの英文があり、途中1語おきに後半部分が隠されている単語を完成させるものです。
文法・語法の知識はもちろんのこと、文脈を理解する英語力が求められる問題です。
Read in Daily Life Passageは日常生活で目にする英文のポスターや回覧物、掲示物やメール文などを読み、2つから3つの問題に答える形式です。
すでに指摘されている通り、問題形式としては従来のTOEFLよりもTOEICに近いものです。
数多くのDaily Life Passageに触れるために、TOEICの問題を活用しても良いでしょう。
・Listening
問題変更がもっとも顕著なセクションがListeningです。
Listen and Choose a Responseは短いやり取りの質問や発言を聞き、最も適切な応答を選ぶ問題です。
会話が成り立つことに主眼をおくことから、受験者によっては正解が見つけにくい場合があるかもしれません。その場にあった「適切な回答」が何かを考える必要があります。
Listen to a Conversationでは、日常生活で交わされる短い会話を聞き、2人の会話内容から情景やニュアンスを汲み取り回答を選択します。
会話をしっかりと聞き取ることができれば、とくに難しい問題ではないと思います。
Listen to a Conversationと形式は同じですが、Academicな要素が多くなる問題が、Lieten to an Announcementです。
サンプル問題では、教室でのアナウンスに関する英文が流されます。外部から環境科学の専門家である著名人を招き講演が行われることが伝えられます。
講演の内容についてもアナウンスがあり、ある程度問題を推測しながら集中して聞き取る姿勢が求められます。
・Writing
「Build a Sentence」と「Write a Email」が新しい出題形式になります。
Build a Sentenceは、日本の英語試験ではおなじみの語順整序(並び替え)問題です。
問題数は10問で会話や質問の応答文を完成させる形式になるようです。一文で文法的に正しい文章を作成する能力が必要な問題です。
Write a Emailは、これだけだと英検やTOEICのメール文問題をイメージするかもしれませんが、サンプル問題を見る限りシチュエーションや条件が複雑な印象を受けます。
制限時間は7分間で語数の条件はありません。ふだん英文メールを書き慣れていない人はメールの書き方を習得する以外に、与えられた条件(タスク)を満たす必要があります。
WritingセクションのWrite an EmailとSpeakingセクションのListen and Repeatは、Rubric(採点基準)が公開されています。こちらにも事前に目を通して、対策をとるようにしてください。
<Writing Scoring Guide Write an Email>
https://www.ets.org/pdfs/toefl/writing-rubrics.pdf?_gl=1*1pg9tdr*_gcl_au*ODIwNjQ0NTA0LjE3NjIyMzc4NTg.*_ga*MjEyNDU1Nzg2OC4xNzYyMjM3ODU4*_ga_T2TH8KSGFZ*czE3NjM2MDE3NjEkbzUkZzAkdDE3NjM2MDE3NjEkajYwJGwwJGgw
<Speaking Scoring Guide Listen and Repeat>
https://www.ets.org/pdfs/toefl/speaking-rubrics.pdf?_gl=1*bac2kb*_gcl_au*ODIwNjQ0NTA0LjE3NjIyMzc4NTg.*_ga*MjEyNDU1Nzg2OC4xNzYyMjM3ODU4*_ga_T2TH8KSGFZ*czE3NjM2MDE3NjEkbzUkZzEkdDE3NjM2MDE3ODYkajM1JGwwJGgw
・Speaking
Listeningと同様、問題内容が大きく変更したのがSpeakingセクションです。
Listen and Repeatは7問あり、表示された絵やイラストなどのビジュアル資料に関する説明文が読まれた後、聞いた内容をそのまま繰り返して答える問題です。
説明文は7文あり、それぞれについてリピートします。読まれる文章は後半になるほど長く(語数が多く)なり、減点法がとらています。
前回も書きましたが、ふだんからのトレーニングに加え記憶力が求められる問題です。
Take an Interview(4問)では、奨学金への応募や調査研究への参加などの想定された場面でインタビュアーが話すトピックに関連した質問に45秒以内で答えます。
質問は個人の経験に関するものから徐々に一般的な内容に変化します。「問われている内容を的確に聞き取る力」「限られた時間で回答を組み立てる力」「意見を表明する力」が求められます。
このタスクについては解答時間について自分のペースを把握したり、自身の回答をAIで文字化したりするのも効果的です。