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【高校生・大学受験生対象】
JOBA 通信 2026/1/16号
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保護者の皆様におかれましては、このメールの内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。
本メルマガは毎月第一・第三金曜日に配信しています(第五金曜日はお休み)。
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目次
■ 大学受験ワンポイント情報(131)
受験準備を始めましょう!(1)
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大学入試は中学入試や高校入試と大きく異なる点があります。
中学入試や高校入試は、一部の例外を除くと「行きたい学校=志望校」を選択します。
大学入試であっても「行きたい大学」を目指すことには変わりませんが、実際の入り口は大学ではなく「学部や学科」になります。
入試要項をみればわかりますが、出願先は経済学部とか理工学部機械工学科であるからです。「学部学科選び」は大学受験準備の要であると言えるでしょう。
医学部や薬学部、教員養成学部のように学部の選択が将来の職業(医者、薬剤師、教員)と直接結びつく場合もあれば、自身が目指す将来像から複数学部を選ぶ場合もあります。
例えば「将来はグローバル企業で働きたい」という場合、経済学部・経営学部・商学部・法学部などさまざまな学部選択が可能です。
ここで大切なことは、「学部学科の選択肢が多い=入試が楽になる」ではないということです。
かりに経済学部を志望するしたら、入試の面接では「経営学部や商学部ではなく、なぜ経済学部を選んだか」を問われるはずです。
「実はどの学部でも良かった」では面接官に底の浅さを看破されてしまいます。
これから受験を迎える海外高校生の皆さんにとり、日々の勉強(学校の授業や入試科目の勉強など)はとても大切なものです。
しかし、少し立ち止まって考えて欲しいことがあります。
それは「なぜ大学に入りたいのか」「大学で何を学びたいのか」に対する自分なりの回答を準備することです。これは海外高校生に限らず国内高校生にとっても大切な作業です。
国内高校生であれば、特別授業や課外授業の名称でいわゆるキャリアガイダンスが行われヒントを得る機会も多くありますが、海外生活ではその機会は少ないはずです。
ひとつの方策としては、回答に「なぜ」「どうして」のかたちで質問ををつなげ自問自答していく方法です。
<医学部に入りたい>⇒「なぜ医学部に入りたいのか?」⇒<医者になるため>⇒「どうして医者になりたいのか?」「どんな医者になりたいのか?」「医者になって何をしたいのか?」「医者になることが社会にとってどのような役に立つのか?」
一見すると禅問答のようにもみえますが、これを繰り返すことで自分自身が目指すものが具体的になるとともに、今している勉強(学び)の意味やなすべき事が見えてくると思います。
マックス・ウェーバーの『職業としての学問』に始まり、人は学びについて長年にわたりさまざまな考えを導き出してきました。
大学での学びに関する書籍は数多く出版されています。受験勉強の手を少し休め、「学び」の意味を考えながら志望大学や志望学部選びを進めてみてください。
「受験準備を始めましょう!」の第一歩として、まずは志望系統(学部や学科)選びについて考える時間を設けて欲しいです。
次号以降では具体的な学部学科をいくつか取り上げていく予定です。具体的に取り上げて欲しい学部学科がある場合は、jobajp@jolnet.comまでメールでお知らせください。
大学での学びについて、いくつか参考文献を紹介します。機会があればぜひ目を通し進路の決定に役立ててください。
加藤諦三著『大学で何を学ぶか』(ベスト新書)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784584122303
上田紀行編著『新・大学でなにを学ぶか』(岩波ジュニア選書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b496872.html
石井洋二郎・藤垣裕子著『大人になるためのリベラルアーツ』(東京大学出版会)
https://www.utp.or.jp/book/b307145.html