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サレジアン国際学園中学校高等学校

東京都北区中学受験高校受験編入海外入試

21世紀に活躍できる世界市民の育成

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その1

海外生活に関して

Question こんにちは。本日取材させていただく2人は現在中学3年生と聞いております。本日はどうぞよろしくお願いいたします!それでは、まずは現地での生活や学校のお話をL.Hさんから聞いていきたいと思います。L.Hさんは2012年〜2020年、2歳頃から小学4年生までアメリカのワシントン州で過ごされたのですね。現地校に通っていたとのことで現地の生活と日本の生活で、違いを感じたところがあれば教えてください。

サレジアン国際学園中学校高等学校 写真その2

L.H  小さい頃からアメリカにいたので、日本に帰国してからの方が異文化を体験している気分でした。運動会や教室の掃除などはアメリカではありませんでした。放課後に友達と自由に遊べるのも新鮮でした。アメリカではスクールバスで帰宅していたので、放課後に友達と会いたかったらプレイデートの約束をしないといけなかったからです。プレイデートで特に思い出深いのは、友達の家に泊まりに行ったことです。治安の面から気軽に友達に会いに行ける環境ではありませんでしたが、その分とても特別で楽しみな時間でした。

Question 幼少期からアメリカで生活していらしたので、たしかに日本が異文化ですね。 放課後に自由に遊べることが新鮮で驚いたというお話はよく聞きますが、アメリカでは放課後に友達と遊ぶことをプレイデートというのですね。ありがとうございます。それでは続いて、M.Kさんにお話を聞きましょう。2013年~2016年までマレーシアで過ごし、現地ではキンダーガーデンに通園し、そのままスライドで2016年〜2022年の小学1年生から6年生まで、タイのバンコクで過ごし、現地のインターナショナルスクールに通っていたのですね。現地の生活と日本の生活で、違いを感じたところがあれば教えてください。

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その3

M.K  まず、学習環境から違いを実感しました。現地のインターナショナルスクールのストーリータイムでは、生徒が床に座ってリラックスした雰囲気で話し合うことが多かったのですが、日本では基本的にずっと椅子に座って授業を受けるため、とてもきっちりしていると感じました。また、生活の面でいうと、日本のコンビニは、タイのコンビニに比べて商品がとても充実していて、行くだけで楽しいという印象があります。例えば、レジ横の肉まんなどが置いてある「ホットコーナー」はタイにないので、手軽に多様な食文化を楽しめる点に違いを感じました。

Question コンビニは行くだけで楽しいというのは分かる気がします。続いて、L.Hさんに伺います。海外滞在中に勉強面で困ったことはありましたか?

L.H  やはり言葉です。初めは学校に馴染むことに苦労しましたが、たまたま入学した現地校に日本語と英語の両方を話せる先生がいたので、その先生と友達、私の3人で一緒に話す中で、英語を学びながら友達とも仲良くなることができました。また、滞在していた間も、最長で半年ほど日本に帰ってくることがありました。家族とは日本語で話していたので日本の学校にはすぐ馴染むことができたのですが、しばらく英語を喋る機会がないと、再び現地校に戻るときにはコミュニケーションがとれるか不安になりました。現地校に戻って数日すると感覚が戻ってくるので、あまり不安にならずに飛び込んでみればなんとかなるものだと思いました。

Question 話していないとすぐに言語は抜けてしまうのが悩みの種ですが、半年離れていてもすぐに感覚を取り戻せるのは素晴らしいですね。ちなみに、日本には6月からの夏休みを利用して公立小学校に通ったのですか?

L.H  そうです。

Question 帰国後を踏まえ、時折日本の学校を経験することは貴重ですよね。M.Kさんは現地のインターに通っていたとのことですが、勉強面で困ったことなどはありましたか?

M.K  特になかったです。現地での勉強よりも、帰国後の言語の壁に困っていました。英語では言えることが日本語ではうまく言えなかったので、帰国当初は悔しい思いをしていました。そのため、国語の授業で日本語を学ぶことに加えて、TikTokやインスタグラムを日本語で見るようにして、友達との会話がスムーズに続くように工夫しました。毎日、日本語に触れることで徐々に出来るようになってきました。

Question なるほど。事前に日本語が少々苦手と聞いていましたが、本日お会いして日本語が上手で驚きました。努力されたのですね。素晴らしいです。

中学帰国生入試について

Question それでは続いて、帰国生入試について聞いていきたいと思います。現在中学3年生なので、お2人とも中学受験を経験されたのですね。L.Hさんの本帰国は小学4年生と伺っていますが、受験を意識し始めたのはいつ頃でしょうか?

L.H  小学5年の夏休み頃です。意識をし始めたきっかけは親に勧められたことです。今の英語力を維持するには、英語を話す人がいる環境が必要だと感じたことと、さらに英語力を伸ばすために、英語の授業に力を入れている学校に進学したいと思ったことから、中学受験をすることに決めました。

Question なるほど。それでは受験をする学校についてはどのように決めていきましたか?また、具体的にはいつ頃志望校を絞り込んだかも教えてください。

L.H  海外の授業と日本の授業では進度や内容が異なるため、いざ受験のために4教科を勉強しようとすると負担が大きく大変でした。そのため、今ある英語力を活かせる英語入試を実施している学校や帰国生入試を行っている学校が候補になりました。また、英語力の維持伸長のためにオールイングリッシュ授業を取り入れている学校に行きたいと思っていました。志望校は小学6年生の夏頃に具体的に選んでいきました。

Question 分かりました。それではM.Kさんにお聞きします。受験を意識し始めた時期と受験する学校について、どのように決めたかと絞り込んだ時期を教えてください。

M.K  実はコロナの影響でタイには戻れなくなり、急遽日本に住むことが決まったため、受験の意識はそこまで持っていませんでした。急に受験が決まったことや現地の生活が長く、日本語力に自信がなかったことから、英語を武器に受験をしたいと思いました。そのため、英語のみで受験できるかをポイントにおいて、受験校を決めていきました。

Question 急遽日本の学校に通うことが決まったのですね。英語受験に関してはのちほど詳しく聞かせてください。続いて、L.Hさんにお聞きします。受験校を選んでいく中で説明会などには参加しましたか?

L.H  5校ほどの学校説明会や文化祭などに参加しました。その中でサレジアン国際学園には、学校説明会に何度か足を運びました。説明会では他の学校よりも英語の授業に力を入れているなと感じ、訪問した学校の中で志望度が上がりました。また、実際に通うことを想像して、説明会当日は電車のルートや混雑具合を確認しました。

Question 入学後、実際に通うので電車のルートや混雑状況を確認するのはとても大事ですね。M.Kさんは学校訪問には行きましたか?

M.K  はい。私も学校訪問やオンライン学校説明会などに参加しました。サレジアン国際学園は、オンライン学校説明会に参加した親から勧められて興味を持ちました。塾の先生にも相談して、受験することに決めました。

Question ありがとうございます。続いては受験勉強について聞いていきましょう。L.Hさんはどういった受験対策を行いましたか?

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その4

L.H  英語力を武器に受験を突破しようと決めたので、まず英語力を伸ばすことに注力しました。英会話スクールに通ったり、英検の資格取得のために受験もしました。日本語作文も試験科目になることがあるので、作文の対策として作文ドリルなどを解き、親と一緒に日本語の勉強をしました。

Question 受験対策とともに英検も受験されていたのですね。サレジアン国際学園さんはインターナショナルAdvancedを受験の際にCEFR B1以上のスコアを提出した場合、筆記試験は免除になるなど、英語資格の優遇がありますね。英検は何級を取得していましたか?

L.H  英検2級に合格していました。

Question サレジアン国際学園さん・インターナショナルAdvanced(AG)を受験の際には、【英語筆記・エッセイ・面接】の試験科目で試験を突破したと聞いていましたが、その資格を活かして、受験に挑まれたということですね。

L.H  はい、そうです。

Question ありがとうございます。M.Kさんも同じく、Advanced(AG)の受験をしたと聞いておりますが、受験勉強はどのようにしましたか?

M.K  先ほどもお話しましたが、もともと受験を意識していなかったので、受験勉強というよりも塾から課せられた宿題をひたすら解いていました。国語のための個別塾と英語力の維持伸長のための塾と、2つの塾に対面で通っていました。英語の塾では読解問題、文法、面接の練習をして、1週間に1つ作文を書く宿題に取り組んでいました。

Question 2つの塾に通っていたのですね。宿題の量も多かったのではないかと思います。ちなみに英検対策などは行いましたか?

M.K  はい、小学6年生の時に英検準1級を取得しました。出願時にも資格を利用しました。

Question ありがとうございます。続いて、受験勉強において、困ったことはありましたか?L.Hさんからお願いします。

L.H  中学受験を意識した当時は4教科での受験に備えて英会話とは別の塾にも通いましたが、日本語のレベルが高く、授業の内容についていくのに苦労しました。また、勉強に対する集中力の無さに困りましたね。自分に甘かったため、自宅では勉強をあまりしていませんでした。

Question 受験生にとって、集中力やモチベーションの維持は課題になりますね。どのように克服をしましたか?

L.H  自分だけで勉強のモチベーションを上げることがなかなかできず、親に励まされながら取り組むこともありました。小学6年生の夏休みが終わる頃には受験を意識し、集中力が高まっていきました。

Question ありがとうございます。M.Kさんはどうでしょうか?

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その5

M.K  日本の受験文化を知らなかったため、ストレス管理に一番困っていました。私はもともとマイペースな性格もあって、「受験のために毎日長時間勉強する」日本の受験文化に慣れていませんでした。塾に行くと、塾の友達が毎日何時間も勉強しているほど熱心だったので、「私はそこまでできていないな。」とプレッシャーを感じ、辛くなることもありましたが何とか乗り切りました。

Question たしかに受験文化は独特な雰囲気がありますね。ありがとうございます。このパートの最後の質問ですが、ずばり!この学校に決めた理由をそれぞれ教えてください。

L.H  英語力で受験に挑めることはもちろんですが、PBL型授業が面白そうだったからです。また、面接の時の先生が優しかったので、通いたいなと思いました。面接は緊張感があるものと思っていましたが、サレジアン国際学園の面接は外国人の先生が面接官だったこともあり、仰々しい雰囲気がなく、自分らしく安心して面接が受けられました。さすが国際色のある学校だなと思いました。

M.K  Advanced(AG)では英語、数学、理科、社会、iTime(探究の授業)の5科目はオールイングリッシュで授業が行われ、自分が慣れている環境と指導スタイルが良いと思っていたので、この学校に決めました。日本の公立小学校へ編入し、全教科を日本語で学んだ際に、このままでは勉強が苦手になってしまうかも知れないと感じました。これまで海外で過ごしてきた経験もあり、英語で学ぶ方が自分に合っていると思いました。

Question なるほど。2人が挙げてくれた理由はサレジアン国際学園さんの魅力だと思います。のちほど学校のパートで詳しく聞かせてください。

◆2026年度 サレジアン国際学園 入試・編入試の最新情報◆
【中学・高校】 参考
 NY現地入試:2025年11月15日(土)
 帰国生 第1回:2025年11月23日(日)
 帰国生 第2回:2025年12月14日(日)
 帰国生 第3回:2026年 1月11日(日)
参考情報となります。次年度以降の情報は学校説明会・学校見学・公開行事なども含め、学校HPよりご確認ください。
なお、編入学試験につきましては、事前相談が必須となっておりますので、学校HPをご確認ください。

サレジアン国際学園での学校生活①

Question それではここからはサレジアン国際学園さんでの学校生活について聞いていきましょう。まずL.Hさんに質問ですが、入学前の印象と入学後の印象に違いはありましたか?

L.H  入学前は日本の公立校に通っていたため、海外経験のある友達や先生に関わる機会はほとんどありませんでした。サレジアン国際学園に入学後は、日本にいながら海外の文化に触れられる環境があることに、驚きと面白さを感じました。

Question ありがとうございます。続いて、入学後に良かったことや嬉しかったことを教えてください。

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その6

L.H  クラスの半数ほどが帰国生であるため、理解し合える仲間がいる安心感があります。また、さまざまな文化的背景をもつ友達と、経験を共有できることも嬉しく思います。
また、生徒主体のイベントが多く、リーダーの立場に立つ機会をたくさんいただき、自分の成長を実感できています。誰かがミスを犯したとしても周りがサポートしてくれるため、自分も受け入れられている安心感があります。

Question 帰国生も多く安心できる環境かつチャレンジできる土台があるということですね。具体的にどういったイベントでどういった役割を担ったのですか?

L.H  中学2年生の学園祭では、クラスのリーダーを務めました。準備期間や当日の運営では思うようにいかないこともあり、リーダーとして人をまとめる難しさや、協力してくれる友達のありがたさを実感しました。その中で得た新たな視点や経験は、今でも自分の力になっていると思います。

M.K  L.Hさんと同じクラスでしたが、とても頑張っていたなと思います!

Question 同じクラスだったのですね。ありがとうございます。それではM.Kさんにお聞きしますが、入学前に馴染めるか不安に思っていたと事前のアンケートに書いてくれていましたね。実際に入学してみてどうでしたか?

M.K  日本語が苦手なので、初めは友達を作れるか不安でしたが、今では頼れる友人を作ることができたのが本当に嬉しいです。お互い大学に行っても仲良くしていたいと思っています。クラスの雰囲気は全体的に緊張感があり、皆真面目そうで馴染めるか不安に思っていたのですが、オリエンテーション後に打ち解けることができました。クラスにはそれぞれいろんなキャラクターがいて賑やかだと感じました。

Question 冒頭でも言語の壁のお話をしてくれていましたが、現在学校に通いながら日本語の勉強はどんなことを頑張っていますか?また、学校ではどんなサポートがありますか?

M.K  帰国して4年目ですが、日本語の扱いには正直まだまだ苦戦しています。特に敬語と古文は難しいと感じています。学校のサポートとしては、試験前に先生方が勉強方法や作文の書き方を指導してくださり、夏休み中には個別に課題も用意してくださいました。

Question ありがとうございます。続いて、入学後に海外生活経験を活かせた・役に立ったエピソードはありますか?L.Hさんからお願いいたします。

L.H  アメリカの現地校で、人前で話す機会が多くあったことが活かされていると思います。サレジアン国際学園では授業などでプレゼンすることが多いのですが、あまり緊張することなく楽しめています。英語力の面では、日本語が苦手な帰国生の友達と英語で話すことで、友達を作りやすいと感じています。海外で学ぶ英語は、日本で学ぶ英語とは言葉の使い方や雰囲気が異なるため、海外での英語学習の経験が友達作りにも役立っていると思います。

Question ありがとうございます。M.Kさんはどうでしょうか?

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その7

M.K  日本語と英語ではユーモアの笑いどころが異なるため、その面白さを理解して笑えることも海外経験が役に立った点の一つだと思います。

Question なるほど。ありがとうございます。では、サレジアン国際学園の教育の柱の一つである「PBL(Project Based Learning)型授業」のお話やサレジアン国際学園の特色についても聞いていきたいと思います。まずは「PBL(Project Based Learning)型授業」です。最近受けた授業やプレゼンで印象的なものをそれぞれ教えていただけますか?

L.H  数学の一次関数の授業で、「もし世界に坂がなかったらどのような生活になるか」という課題に取り組み、プレゼンを行いました。これはPBL型授業の一環として出される「トリガークエスチョン」という課題で、柔軟な発想力やクリエイティビティを高めてくれます。

M.K  私は社会の授業が印象的でした。日本と中国の政府のシステムの違いについて、二人一組でプレゼンに取り組みました。準備時間が足りず、一部をアドリブで発表することになりましたが、帰国生としてこれまでのプレゼン経験の豊富さのおかげで、落ち着いて発表をやり切ることができました。

Question ありがとうございます。PBL型の授業を受けて、日常生活において、考え方や見方が変わったことなどがあれば教えてください。

L.H  PBL型授業を受ける前と比べて、物事を客観的に捉えられるようになり、以前より柔軟な発想ができるようになったと感じています。

M.K  PBL型授業を通して、考え方の幅が広がったと感じています。自分だけでは限られた視点しか持てませんが、授業で他の人の考えに触れることで、より広い視野を持てるようになりました。

Question ありがとうございます。よく分かりました。サレジアン国際学園では外国人教師と日本人教師のダブル担任制と伺っています。良かったことなどがあれば教えてください。

L.H  日本人の先生には、英語で説明しづらいことでも気軽に相談しています。外国人の先生には、担当していただいているAGの授業に関する相談をしています。相談内容に合わせて先生にサポートしていただけるので助かっています。

M.K  私は英語の方が話しやすいため、英語で相談できる先生がいることを心強く感じています。以前に友達との間ですれ違いがあって少し距離を置いた時も、先生に英語で自分の気持ちを伝えることができ、心が軽くなりました。

Question ありがとうございます。2人が所属しているインターナショナルクラスでは「iTime」と呼ばれる探究の時間があるとのことですが、どういった内容を行っていますか?具体的なエピソードも合わせて教えてください。

L.H  iTimeでは、グループで研究テーマについて調査・分析し、発表練習を重ねたうえで最終的にプレゼンを行います。今年の学園祭のiTimeの探求テーマは「イノベーションを起こそう」でした。私たちのグループは環境問題に着目し、既存のゴミ箱をより環境に配慮した製品にするためにはどのような改良が必要かを考え、プレゼンに臨みました。学園祭当日のプレゼン会場には、思った以上に家族が親戚を連れてきていて、驚かされました(笑)。

M.K  学園祭のプレゼンでは、食品ロスを活用して紙を作る方法について発表しました。実際に紙にすることはまだ難しいと思いますが、アイデアとして提示しました。またiTimeではプレゼンだけでなく、大学で何を学べるか、どのように進路を選ぶかについて考える授業が行われます。この授業をきっかけに、自分が将来何を学びたいのかを考えるようになり、大学に進学して頑張りたいというモチベーションにもつながっています。

Question ありがとうございます。授業のお話も聞けて勉強になりました。次はその他の学校生活について聞いていきたいと思います。

◆サレジアン国際学園の教育◆
本校では全ての教科において「PBL型授業」を実践することで、思考力を高め表現力を養います。思考力を発揮することにより、知識や知恵を活用する力を身につけ、解がひとつでない問いに対して、生徒自らが最適解を導き出すためです。主体的な学びから知識を定着させるだけでなく、最適解の選択やグループディスカッション、プレゼンテーションに至るまで、生徒一人ひとりが自己の力を駆使し、互いに高め合うことで5つのチカラを同時に培っていきます。

◆インターナショナルクラス◆
インターナショナルクラスでは、革新的なバイリンガルカリキュラムで、急速に変化する グローバル社会において活躍できる人の育成に力を入れています。
批判的に考え、効果的にコミュニケーションする能力を伸ばすことを大切にしています。教科横断的なSTEAM授業 (iTime) から 世界トップクラスの英語教育まで、多様な生徒と専門的な教師陣が活気ある学習環境を形成することで、生徒たちはアイデアを交換し、プロジェクトで協力し、互いのユニークな視点から学び合います。

サレジアン国際学園での学校生活②

Question それでは、学校のお気に入りポイントを教えてください。

L.H  部活動が生徒主体というポイントです。顧問の先生はいらっしゃいますが、私が所属している吹奏楽部では基本的に生徒が主体となって準備をしています。そのため、自分たちの頑張り次第で結果が大きく変わるので、活動へのモチベーションにつながったりしています。

Question 先ほども「生徒主体」というワードが出てきましたね!部活動についてはのちほど聞かせてください。続いて、M.Kさんはどうでしょうか?

M.K  アイスの自動販売機がお気に入りです!

Question アイスの自動販売機があるのですね。羨ましいです。どんな時に食べるのですか?その他に何か売店などはありますか?

M.K  昼休みに、友達と「甘いものが食べたいね」と話して、自動販売機にアイスを買いに行きます。友達とアイスを食べながら話している時間は、まさに青春だなと感じます。ちなみに今日も一緒に食べに行きました(笑)。学校には自動販売機の他、事前に注文すればお弁当を届けてくれるサービスもあります。

Question 楽しそうですね!続いて、一番好きな学校行事は何でしょうか?

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その8

L.H  私は学園祭が特に好きです。部活動の発表に加え、先ほどお話したiTimeの発表やクラス企画など、さまざまなプログラムが1~2日の開催期間に凝縮されています。場所が少し変わるだけで雰囲気が大きく変化するため、その感覚がとても楽しいと感じています。

M.K  同じく学園祭です。学園祭本部で実行委員を務めた経験は、自分を大きく成長させる機会になったと感じています。細かなタイムマネジメントが必要なため、To Doリストを作成して作業を管理したり、担当者に仕事を割り当てて進行してもらったりしました。また、普段は関わる機会の少ない先輩や後輩とも積極的に話すことができ、新しい友達との交流も生まれました。

Question 2人とも学園祭なのですね! 青春を感じます。ところで2人は学校が実施しているプログラムなどに参加したことはありますか(海外、ボランティアなど)?ない場合、興味があるものがあれば教えてください。

L.H  私は短期留学に興味を持っています。友達が夏休みにオーストラリアのホームステイに参加して、文化の違いを感じてとても楽しかったと話していたのが印象に残っており、行けばよかったなと思っています。

M.K  私も高校生になった時にはオーストラリアへの短期留学やフィリピンのボランティアのグループに参加したいと思っています。

Question ありがとうございます。続いて、学校生活で頑張っていること、力を入れていることを教えてください。

L.H  部活動です!今は東京都の中学生アンサンブルコンテストに向けて、吹奏楽部の有志8名で練習をしています。きちんと部内でPDCAを回せるように、部員同士で頻繁にコミュニケーションをとるようにしています。所属している吹奏楽部ではコンクール、学園祭、クリスマスミサ、定期演奏会などで演奏する機会がさまざまあります。

Question 先ほど吹奏楽部のお話が出てきましたね。PDCAを意識して活動しているなんて素晴らしいです。部員数や活動日なども教えてもらえますか?

L.H  部員数は30名ほどで、週3日活動しています。部活動では、自分の楽器の技術を磨くことに力を入れています。また、リーダーとしての役割をできるだけ多く経験したいと考えており、アンサンブルコンテストでは初めてチームリーダーを務めて大会に臨みます。学園祭や合唱コンクール、吹奏楽コンテストなどのイベントで、積極的に手を挙げてリーダーシップを学ぶようにしています。

Question 引き続き頑張ってくださいね!M.Kさんはどうでしょうか?

M.K  私も部活動です。英語/ディベート部に所属しています。社会問題などについて学び、自分の意見をキチンと伝えられるように日々練習しています。他校との交流もあり、刺激を受けています。私は今年度から加入したので、部員同士コミュニケーションをとりながら頑張りたいと思っています。これを読んでいる帰国生でサレジアン国際学園に入学した方はぜひとも見学にきてください!また、部活動だけでなく、その他のあらゆることに挑戦していきたいと思います。

◆クラブ活動◆
サレジアン国際学園のクラブ活動は、生徒が主体となって運営を行います。
クラブ活動は、PBL型授業で身につけた力を発揮する場でもあり、活動目標の設定や練習日程の調整、練習内容の決定など、勝敗や成果だけではない学びを求め、仲間と考え、話し合いながら運営していきます。

◆年間行事◆

自身の進路と後輩たちへのメッセージ

Question それでは最後のパートになります。今後の進路についてお聞きしたいと思います。まだ中学3年生ですが、今後の進路に関してはどのように考えていますか?

L.H  音楽が好きなので、大学では音楽について学べる環境に身を置きたいと思っています。

Question 音楽が好きなのですね。そのために今、頑張っていることはなんですか?

L.H  大学受験のために日本語で数学を勉強することと、自分の楽器の演奏技術を磨くことです。楽器技術についてはソロコンクールがあるので、目標に向けて練習中です。

サレジアン国際学園中学校高等学校 学校訪問レポート 写真その9

Question ありがとうございます。応援しています!続いて、M.Kさんはどうでしょうか?

M.K  まだ何も決まってないですが、全教科興味あるので、全部にちょっとずつ触れ合えるような仕事があればそれをやってみたいです。進学先については、かっちりと決まってないのですが、海外の大学(イギリス/カナダ)へ通ってみたいです。大学は海外で学び、また日本に帰ってきて日本へ還元をしたいと考えています。現在は自分の得意分野を理解するために、何にでも挑戦することにしています。

Question まだまだ若いのでたくさんチャレンジしてほしいと思います!それでは最後になりますが、海外に住んでいる後輩たちへのメッセージをお願いします。

L.H  学校を選ぶときは、その学校で何をしたいのか、将来どんな選択肢を持ちたいのかを、自分と向き合って考えてみてください。その上で自分に合った受験校を選んでほしいと思います。

M.K  受験勉強はストレスを感じるものだと思いますが、受験を通して得たことは、将来にわたって役立つと私は感じています。時間内に作文を書く練習は今でも役立っていますし、大変な受験勉強を乗り越えたことで、精神的にも強くなれたと思っています。最後まで諦めずに頑張ってください!

Question 本日は長時間ありがとうございました。今後のお二人の活躍を楽しみにしています。

◆学習・キャリアサポート◆
サレジアン国際学園では「進路指導」という従来の教師主体の言葉ではなく、生徒自身の成長と自己実現を重視した「Career Counseling」 という言葉を用いています。 Careerとは、単なる職業や職歴ではなく、個々の価値観、生活スタイル、人間関係、趣味や余暇活動を含む全生涯にわたる包括的な概念です。
したがって、本校のCareer Counselingは、大学受験の成功のみを目標にするのではなく、生涯にわたり活かせるスキルを育み、 Well-being (ウェルビーイング)の実現を目指すものです。

◆進学実績◆