本日はよろしくお願いいたします。まずは現地での生活について、聞かせてください。2人ともアメリカからの帰国生なのですね。R.Hさんは年長の時から小学2年生までアメリカのジョージア州で現地校に通っていたと伺っています。幼少期でしたが、覚えていますか?何か印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
R.H 現地校での「おやつタイム」で起きたことは今でも覚えています。おやつを食べ終わった後に先生から英語で話しかけられたのですが、英語が全く分からなかったのでとりあえず「Yes!」といったら、おかわりのお菓子がたくさんきてしまいました。どうやら先生は「おかわり、いる?」と聞いてくれていたようです(笑)。
微笑ましいエピソードですが、当時はとても驚いたと思います。英語が全く分からなかったとのことですが、英語はどのように身につけていきましたか?
R.H 詳しくはあまり覚えていないのですが、現地校の英語特別クラス(ESOL)でいろいろな国の人達と一緒に英語を学びました。また、クラスは別でしたが日本人が2人いたので、その子達にもいろいろと教えてもらい徐々に英語が理解できるようになりました。
補習校でも英語の勉強を頑張っていたのですね。英語の習得も大変だったと思いますが、勉強面で何か困ったことはありましたか?
R.H 現地校の宿題が全て英語だったのでとても難しかったですが、兄に英語を教えてもらいながら頑張りました。兄は私が生まれる前に海外経験をしていたので、英語をすでに習得していました。
お兄さんに教えてもらいながら頑張っていたのですね。ありがとうございます。続いて、S.Fさんは生まれた時から昨年の春に桐蔭学園へ入学するまでの13年間、海外で過ごしたのですね。海外現地校での学校生活と日本の学校生活の両方を経験した今、何か感じていることはありますか?
S.F 授業の進度の差に驚きました。日本の方がとても速いと感じました。今まで現地校でのテストでは高得点を取っていましたが、桐蔭に入学後は授業のスピードについていけなくて苦労しました。英語の進度は日本の方がゆっくりですが、その他の科目は全体的に速いと思います。学校が終わった後、母に見てもらいながら勉強し、フォローしていきました。
なるほど。私立の学校は概ね進度が速いですよね。ちなみに日本語の勉強はどうしていましたか?お話しててもすごく上手だなと思います。
S.F 家族内では日本語で会話をしていました。また、現地校に日本人の友人が十数人ほどいたので、その友達と会話する時には少し日本語を使っていました。そこで何とか日本語力をキープできたと自分では思っているのですが、いざ帰国すると日本語力が足りないと痛感しました。
ちなみにどういった場面で苦労しましたか?
S.F 今は問題ないですが、最初は皆が言っていることが分からないことがあり、辛いと思うこともありました。漢字も読めなかったので、学校で配られるプリントが分からずに苦労しましたが、友達や先生に聞いたりしていました。
分からないことがあれば周りの友人、先生がサポートしてくれる環境があるということですね。わかりました。では、次に受験についてのお話も聞いていきたいと思います。R.Hさんはいつ頃受験を意識し始めて、受験する学校をどのように決めましたか。
R.H 受験を意識し始めたのは小学4、5年生ぐらいです。「日本語をよりうまく話したい」、「語彙力を増やしたい」という思いから中学受験を決めました。受験する学校は、「帰国生入試の2科目(算数、英語)で受験ができる」、「自分に合う学校か」の2点で受験校を絞っていきました。
具体的に「自分に合う学校」とはどういったところでしょうか?
R.H 学校見学へ行った際に色々と確認しました。例えば、小テストの実施が多い方が私の場合定着すると思うので、小テストの頻度はどのくらいあるのかについてです。他にも静かな環境で学びたいと思っていたので、実際に教室に入ってみてどれくらい落ち着くのか。個人的に冷たいプールが好きではないので、温水プールの設備があるか、など6年通う学校なので、気になるところは確認しました。
かなりしっかりとチェックポイントをもって見学されたのですね!そこで桐蔭学園がしっくりきたということなのですね。
R.H はい。他にも制服が可愛いというのもポイントでした!リボンがピンク色なのがお気に入りです。元々好きな色でとても可愛らしい制服だと思っています。
制服が可愛いとモチベーションが上がりますね。ちなみに学校見学は何校くらい行きましたか?また、桐蔭学園へ訪問した時の印象を教えてください。
R.H 大体6校くらいに行きました。桐蔭学園へは学園祭で訪問しましたが、他の学校と比べて静かで落ち着いていて、とても良かったです。教室なども広いので、自分のスペースがしっかり確保しやすいと感じました。帰国後、現地校の校舎がとても広くて自然豊かで過ごしやすかったと改めて感じたので、桐蔭学園も敷地が広大で自然豊かなところが現地校に似ていて素敵な環境だと思いました。
しっかりと自分の目で見て確認できたのですね。続いて、S.Fさんに伺います。受験を意識して、勉強を始めたのはいつ頃ですか。また、どういった受験対策を行いましたか?
S.F 小学4年生の夏休みくらいから意識しました。以前から中学受験をするのが決まっていたので、両親から勉強しなさいと声を掛けられたタイミングでした。現地で習得した英語力を活かすために、受験科目は英語・算数の2科目を選びました。英語と数学の勉強に関しては、塾へ通って勉強していました。また、過去問対策もしっかり行いました。何度もやり直したり、先に答え・解説を読んで理解してからもう1度解いたり、繰り返し解きました。
早くから意識していたのですね。ちなみに受験の時に一番困ったことはありましたか?
S.F 漢字が読めない・書けない状態だったので、算数の問題文を理解することに苦労しました。算数の問題に出てくる漢字はほぼ同じなので、その漢字だけ暗記して解いていました。
算数は問題文が理解できないと解けないですものね。ちなみに桐蔭学園の試験で印象に残っていることがあれば教えてください。
S.F 周りの皆が静かだったことがとても印象に残っています。試験でたくさん人が集まるので、色んな人に出会えると楽しみにしていたのですが、想像と異なって肩透かしでした。試験はああいった雰囲気なのですね(笑)。僕はピンチの時こそ楽しくなってくるタイプの人間なので、当日は緊張よりも楽しみが勝ってました。僕だけ1人、会場で元気でしたね。
(笑)。たしかに試験会場は静かな雰囲気なので、そこはかなりギャップがありましたね。R.Hさんは当日の試験で印象に残っていることはありますか?
R.H 苦手で何度も練習した問題が当日の試験問題に出たことを覚えています。食塩水の問題がとても苦手だったのですが、JOBAで教えてもらった解き方で問題が解けるようになりました。それが当日の試験に出た時はとても嬉しかったです。
R.HさんはJOBA塾生だったのですね。何度も練習した問題が出ると「練習したやつだ!」と嬉しくなりますね。また、2人は英語圏からの帰国生ということで英語を武器に「英語・算数」の2科目受験を選択されていますが、桐蔭学園では「国語・算数」の2科目でも受験が可能です。自分に合った科目で受験できるのは良いですね。
◆募集要項・入試問題等◆
募集要項・入試問題の他に学校案内パンフレットなどもご覧いただけます。詳細はこちらです。
では続いて、学校生活について聞いていきたいと思います。2人とも現在2年生ですね。2年生だと、入学時は新型コロナの感染が拡大しており、学校が休校になったりして大変な状況だったと思います。いつもの新入生よりも心配・不安があったと思いますが、入学前にどんなことを不安に思っていましたか?
R.H 友達が作れるかが不安でした。アメリカから帰国した後公立の小学校に編入したのですが、どうやって友達を作ったかは覚えていなかったので、すごく心配しました。
S.F 不安だったことはやはり日本語です。現地ではあまり日本語に触れていなかったので、漢字が読めるか、先生の言っていることが理解できるかなどはとても心配しました。それ以外は特に心配していなかったです。友達ともすぐに理解し合えるのは難しいと思い、いずれはできると思って焦っていませんでした。両親は僕が日本語がうまく話せないので、いじめられるのではないかと心配をしていたそうです。
英語を使っていた環境から日本語がメインの環境になるのはとても心配になりますよね。入学後はオンライン授業だったと思います。オンライン授業や課題提出等で、印象的な授業や課題がありましたか?R.Hさんから教えてください。
R.H 家庭科の授業が一番印象的でした。家で簡単にできる調理や自分の好きなもの・宝物を紹介する課題などがあり、楽しい内容でした。他にもロイロノートというアプリで先生との会話ができたので良かったです。毎朝自分の体調を報告するのにあわせて、自分が思っていることなどコメントを書いたりすると先生から反応が返ってくるので、会話しているみたいで楽しかったです。良いコメントを書くとホームルームで取り上げられたりもしました。そのオンライン授業は入学してから6月くらいまで行いました。
7月から登校がスタートし、対面での授業やクラスメートの交流ができるようになったのですね。実際に入学・登校してみて、入学前と入学後の違いはありましたか?
R.H 思っていたよりにぎやかで、仲良くなれそうな人がたくさんいました。入学前はクラス内だけで友達を作って他クラスの子とはあまり仲良くなれないというイメージを持っていましたが、小学校から上がってきた内部生たちは他のクラスの子とも仲良くしていました。そんな姿をみていたら、自分もいろいろな子と仲良くなれそうだと思いました。実際に自分も「帰国生クラス」という帰国生の英語取り出し授業で他クラスの友達が出来て楽しく過ごしています。
クラス関係なく友達ができることは良いことですね。また、入学後に困ったことなどはありましたか?
R.H 移動教室が大変です(笑)。自分のクラスは4階にあるのですが、授業によっては1階に行ったりまた4階に戻ったりしています。休憩時間が10分なのでたまに間に合わないクラスメートもいますが、時間を意識した行動が身につくと思っています。
たしかに移動教室は大変だと思いますが、時間を気にして能動的に動けますね。では、続いてS.Fさんに伺います。ずばり、この学校に決めた理由は何でしょうか?
S.F 1番は帰国生入試があることです。漢字が読めない・書けない状態だったので、英語を武器に入試を受けられるということが大きかったです。また、そういった受験枠を用意してくれているので、同じような仲間もいて一緒に頑張れる環境があると思いました。他にも部活動が強いということも魅力でしたね。両親は「大学進学実績」も重要視していたので、桐蔭学園へ入学しました。
自分の英語力が武器になる入学試験があるのはポイントですね。お話に出た部活動についてはのちほど伺いたいと思います。また、「大学進学実績」については帰国生の皆さんはすでに大学進学を見据えている方も多いので、外せないポイントですね。ここからは「大学進学率」に関わる授業についてもお聞かせください。桐蔭学園では2015年度から「アクティブラーニング型授業」を導入し、「個⇒協働⇒個」で学びを深めることを大切にいるとのことですが、普段の授業でも自分の意見を発する場面が多いのでしょうか?
S.F たしかに多いです。毎授業にペアで話す時間があります。ペアワークでお互いに意見交換を行い、もし自分の意見を直したいところがあれば直してみて、と先生にいわれます。まさに「個⇒協働⇒個」ですね!
まさに、ですね!会話することが多い英語の授業以外でも行われているのですか?
S.F はい、行われています。僕にとっては桐蔭学園のアクティブラーニング型の授業はかなり助かっています。特に国語の授業です。長く海外生活を送っていたので、やはり国語の面ではとても弱かったのですが、ペアワークの時間で「相手がどのように考えているのか」、「こういう考え方・見方をするのか」が分かり、ペアワークから学ぶことも多いです。ただ先生の話を聞くだけでは分からないこともあるので、とても助かっています。
なるほど!アクティブラーニング型の強みですね。R.Hさんはどうですか?印象に残っているアクティブラーニング型の授業について教えてください。
R.H 今はコロナ禍でグループワークは難しいのですが、ペアワークはどの授業でも取り入れられています。私が印象に残っているのは数学の授業です。お互いに答え合わせをして、間違いがあった時には「どこを間違えてしまったのか」を2人で検証します。自分だけでは見落としたりするので、とても有効だと思います。
数学だと自分では見落としてしまうケアレスミスがあるのでとても良いですね。ちなみに英語の授業ではどうでしょうか?先ほどR.Hさんから「帰国生クラス」のお話がありましたが、2人とも帰国生クラスなのでしょうか?英語の授業について教えてください。
R.H 「帰国生クラス」では英語を学ぶというよりも英語で学ぶという授業を行っています。クラスの人数は16人ですが、授業中は日本語ではなく英語で話すのがルールです。授業はプレゼンテーションすることが多いですね。クラスメートと色々相談しながらプレゼンテーションを作って、先生や皆の前で発表しています。
S.F 先生がネイティブということも大きいです。授業も楽しいですし、先生の説明も分かりやすいです。ネイティブの先生なので、絶妙な表現などが分からない時でも簡単に説明してくれます。現地にいる時よりも英語を話す機会が少ないので話す力は落ちた部分があるかと思いますが、英語の能力としては上がっていると感じます。特にWritingです。現地では書けるのが当たり前なので、先生は生徒の文章の手伝いや細かいミスはスルーしがちですが、桐蔭学園ではネイティブの先生がしっかり指導してくれるので、文章を書く力が上がっていると実感しています。
◆進学実績◆
本校では、生徒は自身の志望に応じる形で5年次から文系・理系に分かれ、さらに6年では国公立文系・国公立理系のいずれかの授業パターンで学習しています。選択科目ごとの習熟度別授業でそれぞれの志望に合わせた細かな指導を受けることができ、成果をあげています。詳細はこちらです。
◆桐蔭学園のアクティブラーニング型授業とは◆
知識基盤社会に対応するためには、知識・技能のみならず思考力・判断力・表現力、そして主体性・多様性・協働性という学力の三要素と、自分を客観的に観察する力をバランス良く伸ばしていく必要があります。詳細はこちらです。
詳しくありがとうございます。引き続き英語力を磨いていってくださいね。また、桐蔭学園では探究の授業を実施していると聞いています。どんな授業内容なのでしょうか?
R.H 桐蔭学園では探究の授業を「未来の扉(通称:みらとび)」といいます。この授業でも積極的にアクティブラーニング型が取り入れられています。皆で意見を共有する「まなボード」という桐蔭学園独特の道具も使ったりします。最近の授業では本や新聞の記事からキーワードを抜き出して、イメージマップを作り、そこから自分で問いを考えてその答えを探したりしています。問いを立てることやつながりを見つけるということは他の授業でも活かせるのではと思っています。
S.F みらとび、楽しいです。問いを立てるのがとても面白いと思います。問いを立てるためにはまず事前にある程度知識を知らないと問いが立てられないという事実に気が付いて、少し驚きました。
「問いを立てる」、「問いを立てるために事前に知識を入れる」は授業だけでなく、社会人にとっても必要なスキルだと思うので、とても素晴らしいですね。
◆探究「未来への扉」◆
自分で情報を整理し、体系立てて知識を組み、世界を分析して問いを立て、それを衆知の力で解決することが求められます。この基盤となる力を作るのが「探究」です。詳細はこちらです。
ここまでは授業のお話をメインで聞いてきたので、その他も聞いていきましょう。それぞれの学校のお気に入りポイントを教えてください。
R.H グローバルラウンジの活動がお気に入りポイントです。部活動というよりも委員会活動という表現が近いかもしれません。そこではネイティブの先生とラウンジのスタッフが一緒に活動しながら、イベントなどを開催し、桐蔭学園の生徒たちに英語で接したりして交流しています。スタッフは幅広い学年の人たちが参加しており、毎週火曜日に集まって、どういうイベントをするかを話し合っています。最近は後輩も入ってきて、総勢20人くらいで活動しています。
グローバルラウンジのお話は昨年のインタビューでも出てきたので、とても人気なのですね!英語を使うので、帰国生に人気なのでしょうか?最近開催したイベントで印象に残っているものがあれば教えてください。
R.H 帰国生も一般生もどちらも在籍し、英語が得意でない子も参加しています。例えば週1の会議では、ネイティブの先生が英語で説明をした後に日本語でも説明してくれるので、英語が得意な子もそうでない子も楽しみながら英語を学べる機会になっています。最近のイベントはハロウィンですね。コロナ禍であまり大きいイベントはできないので、来てくれた生徒たちに「Trick or Treat」といいながらお菓子を配って、ハロウィンに関して英語と日本語で説明しました。ラウンジのスタッフ以外の人たちに英語で学んでもらう良い機会になったと思います。
英語と日本語で説明してくれるのであれば、お菓子を貰った生徒も理解できるので、ただお菓子を貰っただけでなく英語に触れあう機会として、素敵ですね。S.Fさんはどうですか?
S.F 授業でいえば、アクティブラーニング型の授業がお気に入りです。ペアワークで色んな人と話せますし、他の意見も聞けるので良いと思っています。授業以外だと学食がおいしいです(笑)。元々外食があまり好きではないのですが、桐蔭学園の学食はおいしいと思います。コロナ禍で感染防止対策をしながら友達と楽しくランチをしています。ちなみにおすすめのメニューはラーメンとカレーです!
次の質問は部活動についてです。S.Fさんは桐蔭学園の部活動の強さも魅力だったとのことですが、今は何部で活躍しているのですか?
S.F バスケットボール部に所属しています。アメリカではサッカー部だったのですが、近くに住んでいる友達の家にバスケのゴールがあったので、よくバスケをしていたことから桐蔭学園ではバスケ部に入ろうと思いました。そのため、本格的に始めたのは中学からです。
家でバスケができるなんて、アメリカって感じですね。実際に入ってみてどうですか?
S.F 楽しいですが、練習では辛いこともあります(笑)。バスケなのでランニングすることも多いです。シュートを外すとさらに走らされたりします。チームメートの皆とは和気あいあいと楽しみながらやっているので、入部して良かったと思っています。
ありがとうございます。2人ともグローバルラウンジのスタッフに、部活動に、前向きに努力していて私も背筋がピンッとなります。
◆グローバルラウンジ◆
グローバルラウンジとは、英語を使ってネイティブの先生や友人たちとコミュニケーションを取ることができるスタイリッシュな空間です。生徒たちは気軽に立ち寄り、英語を通じて楽しい体験をすることが可能です。詳細はこちらです。
◆部活動◆
学校という場でしか得られない、一生涯続く貴重な友情を育む、最も適切な場が部活動です。詳細はこちらです。
ここまで現地での生活や桐蔭学園についてお話を伺いました。ここからは最後のパートとして、今後の将来についてお伺いします。将来はどんなお仕事に就きたいと思っていますか?まずはR.Hさんから教えてください。
R.H 弁護士を目指してみたいと思っています。元々法律に興味があり、友達にも弁護士を目指している子がいるので、一緒に勉強してみようということになり、法律の本を読んでみたら結構面白いと思いました。また、テレビドラマやニュース・テレビ番組に出てくる弁護士もすごくかっこいいと思います。
素敵ですね!そのために頑張っていることがあれば教えてください。
R.H 最近は語彙力を高めるために本を読むようにしています。法律の本だけでなく、小説など幅広い分野の本を読んでいます。本は桐蔭学園の図書館で借りたり、法学部に通う兄に本を借りて読んだりもしています。
大学生のお兄さんの本も読んでいるのですね、すごいです。引き続き頑張ってください!S.Fさんはどんなお仕事をしたいと考えていますか?
S.F 僕は飛行機のデザイナーになりたいと思っていますが、最近はロケットのデザイナーも良いなと思っています。昔から飛行機や空を飛んでいるものに憧れていました。いつか自分でも飛行機を作って、誰かを乗せて飛んでみたいなという思いがあります。
素敵な夢ですね。そのために今頑張っていることはありますか?
S.F 物理など理系科目が大事なので勉強しています。まずは楽しみながら学ぼうと思い、YouTubeで「ロケットの飛ぶ法則」や「空中に上がる理屈」など色々と検索して学んでいます。
まずはとっつきやすい動画から学ぶということも工夫して勉強していてとても素晴らしいですね。2人とも夢に向かってこれからも頑張ってください。
◆桐蔭学園のキャリア教育◆
桐蔭学園のキャリア教育は、普段のホームルームから自分の考えや夢を言葉にして相手に伝えることを指導し「成長し続ける自分との出会い」を提供します。詳細はこちらです。
次が最後の質問です。現在、海外で過ごしている後輩に伝えたいことがあれば教えてください。
R.H やろうと思えばできることは増えると思うので、諦めずに頑張って欲しいです!中学に入って様々なことを学び、成長しているのを自分でも感じられるのでとても楽しいですよ、と伝えたいです。例えば、私は皆の前で発表することが苦手だったのですが、桐蔭学園に入学してペアワークやプレゼンテーションの経験を積み重ね、今では自信をもってできるようになり、自分でも成長できたと思っています。
S.F やりたいことを明確にすることが大事だと言いたいです。ただ単に「親が受験しなさい」というのに従うのではなく、自分がやりたいと思った分野を学べる学校にいきたいと思ってから受験した方が、勉強はやりやすいと思います。自分が通ってみたい!楽しそう!と思える学校を見つけてみてください。
後輩への温かいメッセージありがとうございました。また、本日は長時間ありがとうございました。
コロナ禍のためオンラインで取材を行いました。